感情に共感を示すということ
以前に俺がブログで男向けに書いた「聞き上手」になるための記事がある。
そこでは①オウム返しをする、②要点を上手に言い返してあげる、③感情を聞きだしてあげるの3つを挙げた。
(モテる聞き上手になるためのテクニック×3)
ここで③「感情」に注目してほしい。
たとえば女の子が自分の話をするとき、無意識に自分の話題に”感情的”に共感してほしいと思っていることが多いと思う。
ムカつく友だち、あり得ないと思う彼氏の態度。
なんだって良いけど、そのときに聞く相手に求めているのは「出来事を記憶してほしい」とか「解決策を出してくれる」ことでは決してないでしょう。
ムカつく気持ちに対して、あり得ないと思う気持ちに対して、それ自体を理解してほしい。
男だって同様だ。
たとえば何かについて(熱く)語っているときの彼は、きっと自分が好きな対象について自分の思いを伝えようとしているんですよ。
その思いを汲み取るだけでコミュニケーションが見違えるほど変わってくる。
「このミュージシャンが好き」とか「この靴のブランドが好き」自体はポイントじゃない。
それに対して彼が持っている愛着のようなものを掘り下げていく。
いつから好きなのか?なんで他のブランドじゃダメなのか?どんな種類や違いがあるのか?
これに対して彼自身がどう思っているか。
そこに対して「知りたい」と思えるかがすべてだ。
決して、ていの良い「そうなんだー!」が求められるわけじゃない。
そこに対して共感してもらえたり、女の子自身が興味を示したり、対象を知らなかったとしても筋のいい質問をしてくると男は楽しくなるんですよ。
そしてワクワクする。喋り慣れてる人だってそうだし、口下手な人はそれを気持ちよく発散できる機会が少ないからなおさら楽しくなる。
ここにフォーカスする人があまりにも少ない。
これが相手任せではない、受け身ではない「積極的な聞き上手」のアプローチ方法だ。
繰り返すが、決して満面の(オーバーな)笑顔で頷いたり、(疲れるくらい)明るく相槌したりする必要なんてない。
彼自身が好きなものに対して、その感情を掘り起こしていくアクションを取れということだ。
もしかすると、彼は不器用で気づかいに精一杯でそんな話を始めようとしないかもしれない。
下手な話の振り方をしてくるかもしれない。
そんなとき、この視点を思い出してみてほしい。
キャンプとかBBQで炭を地道におこしていくのを思い出してください。
最初から火がついている炭なんてない。
自分のアプローチ次第で、彼が勝手に好きな対象の話をするだけで、自分を特別な存在だと思ってもらえる。
メチャクチャ楽勝ですよ?