いつまでも「モテテク」の罠から抜け出せない「残念な女の子」たちへ

はじめに

ファーレンハイトさん 恋愛 モテテク AM アム MonsterVinVin

 男性目線での恋愛コラムをスタートするにあたって最初に思うこと。
それは女と男は”ありのままでは分かり合えない”ということです。

 ありのままの自分が愛されて、ありのままの彼を愛するのが理想でしょう。
けど、現実はそうじゃない。
だから女と男の断絶は存在してしまうし、これだけ情報が溢れていてもずっと恋愛の悩みは尽きないんだと思う。

 俺はお互いに分かり合えないことを前提に、“それでも分かり合おうとする”努力をお互いに続けること―出会いの瞬間も、付き合ったあとの関係内でも―それが幸せな恋愛を達成するためにいちばん大事なことだと考えています。

 そのために女の人の目線では気づきにくい、正直な男目線で、ときには身もフタもない意見を伝えていきたいと思います。

世間にはびこるゴミクズのようなモテテクは捨ててしまえ!

 女性誌とかに載ってるモテテクってありますよね。えっと、こんなイメージなんですけど。

男性は気持ちを盛り上げてくれる聞き上手にホレる。
「さすがー!」「知らなかったぁー!」「すごぉーい!(はぁと)」「センスあるねー!」「そぉなんだぁ〜!」

飲み会で気の利く女子はステキ。
「すいませーん!小皿お願いできますかー?」「グラス空いてるょ?」「ササッ(サラダのトングを素早くとる)」

男は手に入りそうなのに逃げていきそうな小悪魔にハマる。
「○○くんにデートに誘われちゃって困ってるんだあ~」「もぉ帰っちゃうの?」「まだチュウはダーメ!」

 はっきり言ってこんなもん男から言わせるとゴミクズです。
個々のテクニックとしてはすごく大事なことを言っているし、正論だと思うんです。
そりゃちゃんと話を聞ける人、気の利く人は心地がいいし、恋愛において振り回されるトキメキってたしかに存在します。

 でもね、女の人も男性誌に載ってるモテテクを見て失笑したことあると思うんですよ。
こういうのって「良いな」と思っている人がやるからキュンとするのであって、元々興味ない人にやられても何とも思わないじゃないですか?
「う…うん…(キンモーッ☆」みたいな。

 え、それでもムダじゃないと思いますか?
よろしい、では少しシチュエーションを交えて説明してみましょう。