未熟な部分に向き合った上で恋愛を楽しもう

俺自身はいまの彼女と付き合ってから「じぶん」単位ではなく、「ふたり」前提で考える機会がすごく増えた。
自分が買うものは彼女も使えるように、とか。ひとりで行くんじゃなくて一緒に行くためにとっておきたい、とか。
それは自分だけで楽しんでも良いんだけど、ふたり一緒であればもっとより良い楽しさがあると思えるからなんですよね。だから飽きない。

もちろん自分自身の未熟な部分を相手に埋めてもらったりはお互いあるのだけど、そこがふたりの関係性の肝にはなっていない。
言葉にしてしまうと陳腐になるけれど「いつも楽しくて、一緒にいると安心できるから」みたいなものが関係の中心にある。
だから、それぞれの興味や価値観が変わっていったとしても、それは破綻の理由にならず、楽しめる要素になるだろうなって思える。

完全な人間なんているはずがないし、未熟な部分を持った自分で良いと思うのだけど、それを恋愛に持ち込むのではなく、自分のなかで向き合った上で、恋愛の純粋な良さを感じられる人であってほしいと俺は思うのです。

Text/ファーレンハイト

初出:2014.12.25