デートの予定は常に彼の返事待ち!?
彼の予定はすでに分かっているのに、それをギリギリまで教えてもらえないということなのです。
しかも、前回のテーマの「彼氏を優先しないといけない」という気持ちが含まれている場合が多いです。
どういうことか、ある例使って説明してみます。
彼氏が次の連休の予定をなかなか教えてくれません。
せっかくの連休だから、彼氏とどこか旅行にでも行きたいと思っているあなた。
でも、彼は「仕事がどうなるか分からないから…」と言ってきます。
あなたは、こう言われてしまうと、それ以上言えなくなってしまいます。
しかし、あなたは彼の仕事が土日祝日休みで、今まで休日出勤なんて見たことがないことを知っています。
その疑いはあるものの、「もしかしたら今は忙しいのかな。仕事だし…」と飲み込むしかない。
連休が近づいきても、一向に教えてもらえない。
彼から「休みだったらデートしようね」と言われているので、たくさんある連休の予定を1つも入れることができない。
そのまま連休に突入し、彼は仕事が休みのようだが、当日になっても連絡が来ない。
昼過ぎに「時間ができるかもしれないから、また連絡する」とメールが入る。
そのままその日が終り、SNSなどを見ると彼氏はどこかに遊びに行っていたらしい…。
このような関係をあなたはどう思いますか?
デートDVの束縛の中には見えにくい場合も
例えば、このようにギリギリまで予定を教えてくれない、その上、彼氏を優先しないといけないと、予定を教えてくれないその期間は彼女は一切自分の予定を入れられなくなってしまいます。
暴力を振るわれている訳でも、一見束縛をされているようでもなく、ただただ彼の予定が決まらないだけのように見えるのですが、ここには問題があります。「彼氏を優先しないといけない」という二人の関係性の中で彼女は彼の予定が決まるまで自分の予定を入れられない精神状態に陥ってしまうことです。
また、彼女は「彼にいつ会ってもらえるのか?」とすがる気持ちに知らない内になってしまい、常に彼の言動に一喜一憂してしまうようになります。
「出掛けてはいけない」というような『束縛』を受けているわけでもないのに、結果、「どこにも行くことができない」精神状態にならされていくことがデートDVの束縛の1つになってきます。