デートDVに陥ってしまう境界線とは

では、「携帯をチェックする」ことがどこからデートDVに入るかを説明していきます。

いつでも、「今すぐ携帯見せろ!」などと言われて全ての中身をチェックされたり、そして、メールを消した形跡などがあると、「何を消したんだ?秘密にするようなやましいことが書いてあるんだろう!」などと長時間に渡り怒られることになったり。
こんな関係の恋愛をしている方々もたくさんいるんですよね…。

携帯のメールなどはとてもプライベートなもので、お友達が相談してきたの他人に見せたくないような内容が入っていることだってありますよね。
デートDVの人はそういうプライベートなものも全部チェックしたがります。
そして、以前お話したように女友達の性格などをメールで判断し、「●●ちゃんとはもう付き合わない方がいい」と言われる原因になったり、●●ちゃんと出掛けると言うと不機嫌になったり。
全ての友達を把握され、知らず知らずに制限されるようになってしまうということもある。

また、いつ携帯をチェックされるか分からないという恐怖心から、誰とも連絡を取り合わなくなっていってしまう人も多い。
これでは、自分というものがなくなってしまいますよね。
恋愛もとても大切ですが、自分の時間や彼氏とじゃない楽しい時間を過ごすことだって自分の人生の中ではとても大切なことだと思います。

しかし、携帯に入っている異性のアドレスを全て消去させられる人も結構多い。
確かに、異性だと気になったりもしますが、異性でも昔からの友達だったり、何かお世話になった人であったり、全てが浮気対象ではないですよね。
こういう行動でお互いの信頼関係を築けていないことや、その努力をせず、形だけで相手を縛ろうとする部分が見えてくると思います。

人の心は本来は縛れません。浮気する時は連絡先を全部消したって浮気する人はするんです。
そんなことで束縛するのではなく、いい関係性をお互いに築いていくことで、信頼し合える恋愛をすることが何よりも大切なんじゃないかなと思います。

携帯を全てチェックし、その内容や相手によっては怒る、怒鳴る、それを元にシカトする。
更には、怒られるなどが続くので次第に誰とも連絡を取れなくなる、どこにも行けなくなるなどの二次的被害が出てくると、デートDVになってくると思います。