先日、某有名人の男性と会員制のバーで偶然飲む機会があった。彼は一夫多妻を公言している人。普通の恋愛や結婚には興味なし。生活感もゼロ。ただ刺激や魅力だけは他の誰よりもある。要するに彼は超モテるのだ。
私は恋愛系のアカウントやオンラインサロンをしているので、恋愛観が気になっていろいろと質問をした。クリスマスの数日前、彼は数多くいる女性のなかからどの女性のもとに帰宅するんだろう? 帰り道まで一緒だったので興味津々に聞いた。
私「この後、どこ行くんですか?」
彼「最近できたセフレの家に帰るんすよ。めっちゃすごくて、うちの事務所から徒歩20メートルくらいの場所に住んでるんです。すげーじゃん! 鍵貸して! って言ってそれで最近はそいつの家いるんですよ」
私「そうなんですね! たまたまですか? 元からのファン?」
彼「そんなこと言ってたような気がするけど」
「家が近い」は最強の武器
私は何年も前から恋愛相談を受けるたびに毎度言ってきた。彼を沼らせたかったら、彼の職場と家の中間地点にマンション借りて住んでおけと。美味しいご飯とあたたかいお風呂と寝心地のいい寝具を用意して、いつでも彼を迎え入れる状態にしておけば、毎日帰ってくるよと言っていた。
その恋愛論が全国的に知名度のある有名人にも使えるとは!!! ちょっと感動した。
『近所に家を借りるだけでいい』
これは仕事が忙しい全男性に有効かもしれない。
例えば、ホスト。ホストはお酒を飲むのが仕事だから、ベロベロに酔い潰れて帰宅する家は職場から近いほうがいいに決まってる。自分の家よりも女性の家のほうが勤務してるお店から近ければ毎日帰るようになるんじゃないか?
また、若手の経営者なら、自宅が事務所を兼ねていることもよくある。事務所にいつも人が出入りして眠くなったらソファで寝てるような生活。その場合、仕事とプライベートの境目がないので意外と疲れが取れなかったりするんだよね。だからといってホテルを取ってまで泊まろうとは思わない。そういうときに「超近所にあるセフレの家」「しかも居心地が最高」は絶対に行きます。入り浸ります。
家を好きになってもらえると恋愛でラクできる
好きな人に飽きられない女でいようと自分を磨くのはもちろん良いことだけど、本当にキリがないんですよ。どれだけ頑張ったって人が人に飽きることはあるし、好きが嫌いに変わることだってある。「自分本体」を好きにさせる努力をしながら「自分の周りの環境」まで好きになってもらったほうが恋愛はラクなんです。
どういうことかというと「彼女と喧嘩してちょっとムカつくけど、あの家は居心地いいしなぁ」ってなったら別れようと一瞬は思っても彼は踏みとどまるんですよね。「沼る」を分解していくと、彼女と衣食住を共にするのが居心地が良いと彼が思っている状態です。衣食住に対しても相手の居心地がよくなるように真剣に取り組んだほうが、恋愛は結果が出やすいのです。
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