個人情報に敏感なご時世だからこそ

先にも述べた通り、個人情報に敏感なご時世のため、男性たちは女性への質問に足踏みしがちです。そう、彼らは決して貴女サマに興味が無いのではなく! 興味があっても、「こんな質問をして馴れ馴れしいヤツ認定されたら……」という懸念により、質問したくても質問できないのです。で、あるならば! 

こっちからジャンジャン個人情報を垂れ流していきましょう。職場の近くにテレビが取材に来るような人気の定食屋がありチキン南蛮が名物であるとか。通販で燻製器を購入し、週末は何かしらをいぶっているとか。何なら元カレとの破局情報だって開示しても良いくらいです。ネットアイドルの配信視聴に時間を使いたいという理由でフラれたとか。

こんだけ自分語りすれば、「俺にも喋らせろ!」という欲求が相手男性の中に自然と芽生えるはず。また、「こんだけ自分語りするってことは個人情報に踏み込んでも大丈夫であろう」という安心材料にもなってくれるでしょう。その安心材料が、「チキン南蛮と言えば、出張で宮崎行ったことあります」など会話が拡がる取っ掛かりになってくれるのです。

自分語りに相手が乗らなければ…

むろん、どんだけ自分語りをしても、相手男性がどーにもこーにも乗ってこないこともあるでしょう。で、あるならば! 言葉が不要なコミュニケーション……そう、ベッドインに持ち込むしかありません。さあ、今すぐちんたらお茶しているカフェを出てラブホへGO! と言いたいところですが、さすがに初対面でセックスするのはハイリスクですよね。

なので「お茶しているカフェを出て」って部分まではそのままに、向かう先をラブホじゃなくカラオケボックスにしましょう。カラオケであるならば、どっちかが歌っている状況になるので、会話自体が不要になります。

更には、並んで座ることができるので、会話なんぞに頼らずとも肩と肩が触れ合うことで親密度がアップ! 1~2時間歌って店を出る頃には、すっかり打ち解けていることでしょう。ちなみにミカコちゃんの18番はおニャン子クラブの『セーラー服を脱がさないで』です。

Text/菊池美佳子