私は傷つくことを過度に恐れている

どうも私は自分が傷つくことを過度に恐れる。それを徹底的に避けることを主軸にして行動したり発言したりする。そうすると確かに自分の心は守れるのだが、相手を心外な気持ちにさせてしまう。
だから短期間で最終的には嫌われる。嫌われるってとても辛くて悲しいことのはずなのに、私はどこかでホッとしてしまう。

「またいつものことだから仕方ない」
「どうせ嫌われるのがオチなんだから仕方ない」

いつもそれで片付けてしまう。

はたから見たら自分さえ良ければ相手が傷付いても構わない人にしか見えないじゃないか。でももちろんそんなつもりはないのだ。
これはきっと病で、呪いなのだと思う。
私が不幸になることを喜んでいる悪魔みたいなやつが私の中に確実に存在している気がしてならない。

不要な「駆け引き」をやめるために

一つ言えることは「傷付きたくないを主軸に行動して良いことはない」だと思う。
自分に自信がない上に自己肯定感まで低いと、結果的には人に迷惑をかけてしまう。
傷付きたくないとき、他者の気持ちを考える余裕なんて一切なくなる。私がそれで怖いのは、誰かが自分のせいで迷惑をしたり傷付いたりしたとしてもそれに全く気付けないことだ。
気付いた頃には時すでに遅し。失ったものはもう取り返せない。
かといって人間そうそう自分に自信を持ったり自己肯定感を高めたりなんてことはできない。もっと単純な方法で自分の問題行動を直したい。

いろいろ考えた結果、「相手の気持ちを想像してもそれを無視する」が最善策かもしれない。
自分の中にいる悪魔がひっきりなしに「こういうこと言ったりやったりしたら迷惑に思うかもしれない」と囁いてくる。
これを恐れず無視する。これがまず第一歩なのだと思う。
自分に自信を持つとか自己肯定感を持つとか、そういうことの前にまず私のような人間に必要なのは悪魔退治である。
悪魔退治していきましょう。

Text/oyumi