パリにいるヒンシュク我が物顔日本人女性

パリで食べるうどんは一杯二千円!

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パリには日本人街と言われる地区があります。パリ中心地にあるオペラ座のある辺りです。
そこには、日本人が経営するパン屋がありアンパンや弁当が買えたり、日本食材の買えるスーパーがあったり、日本の旅行会社や運送会社、本屋まであります。

先日、このオペラ地区にある日本人が経営するうどん屋に行ってみたところ、うどん一杯が平均14ユーロ!
円安の今なので円に換算すると、うどん一杯2千円くらいすることになります。
確かに不味くはなかったですが、驚く程うまいわけではない、日本で食べる一杯500円の普通のうどんと大して変わらない味です。
それをパリで食べられるということで、この値段なのでしょう。

パリで今一番繁盛しているのはこういうオペラ座にあるうどん屋だという噂を聞きました。
うどんは早く食べ終わるので客の回転も早く、この値段であれば大もうけ、という納得の高価なうどん屋なのでした。

ともあれ、日本食はずいぶんパリで流行っていて、便乗した中国人たちがいんちき日本食レストランをたくさんオープンしているほどです。
パリに旅行に来て、つい日本食が恋しくなったからと言って「FUJIYAMA」とか「YOKOHAMA」という、とっても分かりやすい日本語を店の名前にしている店は要注意、だいたいこういうのは中国人経営の店です。全然美味しくありません。
ところが中国人と日本人の違いがわからないフランス人は(日本人がイタリア人とフランス人を見分けるのが難しいのと同じでしょうね)こういう中国系日本レストランに行列をつくり、米がパサパサの寿司に甘いソースをつけて食べるという間違った食べ方を習得してしまったのです。

さて、パリには結構たくさんの日本人、特に女性が住んでいます。独身の人もいれば、フランス人と結婚している人もいます。
パリ生活が長い人になると数十年、一方でワーキングホリデービザという、簡単に取得できるビザで一年間という期間限定でパリの生活を楽しんでいる人もいます。

パリに来たての日本人はフランス語もままならないので、日本食レストランでよくアルバイトをします。
私も経験があるのですが、そこに来る客の中でもとにかく日本人の客の態度が良くなかった思い出があります。

というのも、ここはパリだと言うのに日本人の客は「日本にいる時と同等のサービスを受けて当然」という態度だからでしょう。