私が恋愛できるようになった理由

もう、仕事、結婚と色々なプレッシャーやら不安が入り混じりすぎて気がおかしくなりそうになった私は、外国人の友達と話す中で、「結婚するべき」という常識は日本の中の特殊な考え方だということを知り、世界で恋愛、結婚感のリサーチの旅に出ました。
外の世界で恋愛、結婚観を見て「結婚すれば幸せとは限らない」「そもそも結婚するとはどういうこと?」等々、落ち着いて考えたかったのです。
何より、日本では落ち着いて考えるどころか、私なんて結婚できるわけが無いという思い込みをなんとかしたかったのです。

そこで、パリという街を訪れた時に衝撃を受けました。
街中で人が恋をしている、人生を楽しんでいること目の辺りにしたからでした。
パリジャンたちに出会い、インタビューをしても「仕事より恋愛や、家族といる時間のほうが大切に決まってる」という答えばかりでした。
恋愛というものが、仕事の価値を越える場所が地球上にある発見と、どうしてもここで生活して、私も浴びるように恋がしたい、という熱病の様な衝動にかられることになります。

そう、パリという場所が恋をすることを忘れていたことを思い出させてくれたのです。
日本ではガチガチに作られたキャラクターの鎧をかぶっていた私は、パリで「マダム」と呼ばれる度、パリジャンたちと話をするごとに「素」の自分に戻れていったように思います。

今週はこの辺で。

来週は引き続き、ではどうやったら日本でも恋愛体質を改善できるかについてお話しようと思います。

Text/中村綾花