その人それぞれでいい!結婚式で「これだけはやりたくない」ということ

やりたくなかった結婚式

中村綾花 AMパリ支局がお送りする 結婚と幸せの方程式 フランス 純愛 bob194156

私たち夫婦は盛大な結婚式をあげなかった。
その理由は、他人の結婚式を見る度に「うわぁ、これだけはやりたくない」ということがたくさんあったからだ。今回はその具体例をお話しようと思う。

一番やりたくなかったことが、なんといってもお祝儀の徴収。
当時、毎月20万円もらえるかどうかの契約社員だった私は、結婚式に呼ばれても給料の中から数万円もお祝儀に支払える余裕はなかった。

長年の友人の結婚式ならまだしも、職場の人、かつ、あからさまに頭数合わせで呼ばれてしまった結婚式や披露宴パーティーでは「お祝儀や参加費を払える余裕がないので」とお断りすることもあった。その代わりに自分なりにできるプレゼントなどを渡していたのだった。

一度だけ仲の良かった同僚の結婚式にはお祝儀「一万円」という小額で参加させてもらったことがあったけれど、終始申し訳ない気持ちで一杯だった。

「しきたり」、「制度」と言ってしまえばそれまでだけれど、なんとかお祝儀システムは「その人それぞれの経済事情にあった料金でOK!」くらいに設定してもらえると、もっとたくさんの結婚式に参加できることができたのにと思う。