「こんなはずじゃなかった!」が降りかかってくる
外国人のパートナーは日本人と違って、愛情表現が豊かだったりするメリットもありますが、日本ではなかなか考えられない経済的常識があったりします。
例えば「貯金をしたことがない」なんて、パリでは普通です。
外国人の彼氏を追い求めて日本を去るのは個人の自由ですが、それは彼のためではなく、自分のために行動していることだということを絶対に忘れないでください。
海外ではただでさえ「こんなはずじゃなかった!」ということが物理的にも、精神的にも降りかかってきます。
僭越ながら、あくまでも先の経験者としての私は、これから海外に住む彼との将来を考えている彼女に こうアドバイスさせてもらいました。
「今のあなたの気持ちと、これからの希望を彼にしっかり伝えること。
そして、彼はどう思っているのか、これからどうしたいと思っているのかを聞くこと」
特に、はっきり話さなければ外国人の彼とは通じ合えません。日本人と違ってはっきり話すことはむしろ当然で「話さない=何も考えていない、何も感じていない」と思われてスルーされる可能性も大です。
そうなると、ただただ遊ばれて終わるということもありえます。
もし結婚まで進んでも、それからの人生、違う言葉を話す人間同士、一生自分の気持ち、相手の気持ちを伝え合うことが必須です。それが苦であれば、外国人のパートナーは向いていないと言えます。
なんだか厳しいことを言うようですが、失敗するのも成功するのも自分次第ということです。
そして、自分を幸せにするのは、親でもなく、彼でもなく、自分自身だということなのです。
Text/中村綾花
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