初めて見た「わたしの子宮」。子宮全摘手術の当日レポート【中編】

病院

こんにちは。みぃみぃです。
前回の記事、たくさんの反響をいただきました。ありがとうございます!
今日は手術直前からいよいよ手術当日のことについて書きたいと思います。

手術1週間ほど前、口腔外科で歯のクリーニングと麻酔科で全身麻酔の説明を受けました。
わたしの場合は開腹による子宮全摘手術で、薬で意識をなくして眠らせる全身麻酔と脊髄のすぐ近くからカテーテルで麻酔薬を入れる硬膜外麻酔を併用します。

全身麻酔=意識がなくなり人工呼吸器での呼吸になるって知ってました? わたしは初めて知りました。
意識がなくなるってどんな感じなんだろう?
眠って起きたら手術が終わってるってどんな感覚なんだろう?
怖さもあるけど、実はけっこう興味の方が先に立ってワクワクしてしまいました。

婦人科の主治医の丁寧な説明も家族同伴で受けて、「ではあとは当日ね!」とハキハキした先生の言葉に、わたしはもう全くマイナスな気持ちになることなく、入院の日を迎えることができました。

迎えた子宮全摘手術の当日

手術前日の午前中から入院したのですが、入院中の生活や手術前後の細かい説明などを受けたら、あとは…ヒマ! 夕方からの入院でもよかったんじゃ……と思うほどでした。
個室なので、テレビもスマホも自由。術前の絶食も夜9時からなので夕食も普通に食べられます。ベッドでごろごろしながら、思い切り羽を伸ばしました。

手術当日は、朝食代わりにアルジネートウォーターというドリンクの紙パックを4本渡され、11時までに飲むように言われました。思いのほか、余裕で飲めました。
また、自然に便通があれば浣腸は必要なく、点滴も手術室に入ってから。剃毛も手術室で麻酔後にするということで、わたしにとってはほとんどストレスなく午前中を過ごすことができました。

時間になったら、手術着と紙パンツと加圧ソックスを着用して、歩いて手術室に向かいます。
手術室の自動ドアが開くと、オペナースが迎えてくれました。
ここまで来るとやっぱりちょっと緊張する……。
でも、冷たいイメージしかなかった手術台が意外でした。ふわふわでホカホカ暖かかったのです。
上からかけてくれた軽い不織布の布団の中で手術着を脱がされたら、素肌にふかふかお布団状態で、とても心地良かったです。これだけでぐっすり眠れそう(笑)

点滴を繋がれて、心電図や血圧計も装着されて、横向きに転がされ、麻酔医が背中から局所麻酔をした上でカテーテルを挿入して、仰向けに戻ります。
オペナースが、麻酔の工程を「ちょっとペタペタしますよ~。まだ痛いことはしません……はい、ちょっとチクッとします」と全て優しく実況してくれ、緊張で冷たくなった手を握ってくれて、ナースってやっぱり天使だ、と思いました。

主治医が「がんばりましょうね~。終わったら起こしますからね」と普通のモードで声をかけてくれて、口に酸素マスクを当てられました。
「ゆ~っくり、深呼吸しましょう。すぐ、眠っちゃいますよ~」
と声をかけられた直後から、もう記憶がありません。