うまく話せないときはどうする?『古見さんは、コミュ症です。』
次にご紹介するのは、 『古見さんは、コミュ症です。』
高校に入学した主人公・只野(ただの)は美人クラスメイトの古見(こみ)さんに話しかけるものの、睨んだり震えたりしてまともに話してもらえないんですよね…。
実は彼女は極度のコミュ症という秘密を抱えており、黒板を使って何とか只野に自分の気持ちを伝えるこのシーン。
古見さんは、恋愛テクニックとして黒板を使っているわけではありませんが……でも古見さんのように、人とうまく話せないときのリカバリー方法があるといいなって思います。
「自分なりの、うまく話せないときのリカバリー方法って何かありますか?例えば、恋愛リアリティー番組でも、自分より可愛いと思う人がいると気後れして上手く話せないとか」
「ありました。中々話しかけにいけなくて。結局、自分からいけたのも、共演した女の子から『そろそろ話しかけにいきなよ』って言われたのがきっかけで」
「え!その子、めっちゃいい子じゃない!?」
「そうなんですよ。もし、あの時そう言われてなかったら、多分自分からずっといけなかった」
「すごい……!そんなドラマがあったんですね」
すんません、モテる人間は人に話しかけるなんて何も考えずにできると思ってました!
そこから最後まで勝ち残ったんだから、まじすげえっす。
「Rioさんは、話せないことがなさそう(笑)逆にグイグイ行って、後悔したことってあります?」
「女の子相手だったら結構ありますね。『嫌な思いさせちゃったな~』って考えるの。男の人はわかんない!」
「そもそも、男の人って会話覚えてなくない?言い過ぎちゃったことがあって、次に会ったときに謝ったら、全く覚えてなかったとか。だから、あんまり気にしなくていいやって思うようにしてるんですよね」
「私はもし嫌な思いさせて後悔した場合、LINEでその日にすぐ言うかも。飲み会が終わったあとに『今日大丈夫だった?楽しかった?』『会えてうれしかったよ!』とか」
…それはずるい!!
完全に、この子、かわいいところあるんだってなるじゃん!
1人で電車に乗ってるときにこんなLINE来たらめちゃくちゃ嬉しいやつじゃん!!!
結局、どんな人にもさまざまな個性やコンプレックスがあって、みんながうまくコミュニケーションをとれるとは限らないんですよね。
ヒロインの古見さん も、人とうまくコミュニケーションを取れないというコンプレックスを持っています。
だからこそ、たとえ壁にぶつかっても、自分なりに得たスキルでなんとかしようとしたり、周りの人が手助けをしてもらう素直さを持つことは大切なんですね。
それにもっと早く気づいてたら、私も何か変わっていたのかなあ~……。
『古見さんは、コミュ症です。』 は個性豊かな登場人物にクスッとしつつ、古見さんのかわいらしさにほのぼのと癒されます!人との関わりで疲れてしまったときなど、ぜひ読んでみてください。