体の表面にやどる「女」のナルシシズム
心理学者の小倉千加子さんは『オンナらしさ入門(笑)』という本の中で、「女らしさは身体の表面そのものにある」と言っています。
女子は男子に比べると、身体の表面=皮膚を意識しないといけない場面が確実に多いんですね。髪の表面にアホ毛が立っていれば恥ずかしいし、お肌は白くつややかでいた方が喜ばれますし、胸が膨らみ始めれば下着によってその感覚を意識します。体毛の濃さも皮膚にあらわれてきますから、剃ったり抜いたりして女らしく整えなければなりません。
自分がどのくらい女らしいかどうか気にする女は、体表を意識せざるを得ないのです。ムダ毛もそのひとつ。私はだからこそ、ヒモさんの客である佐々木希(仮)と勝手に勝負して、体毛の濃さから「女」として勝ったと喜んでいるわけです。そうして女のナルシシズムを満たしているのです。
好きな男ができると身体の表面を意識し始める
服を脱いだ身体の表面は、他人の目線と自意識がまじりあう場所。些細な違いでも人と比べて、悩んでしまうところです。心理学者の小倉千加子さんは、「女子が心配することは常に身体の表面で起こっている」といいます。
「女子は身体の表面に生きているといってもいいぐらいです」……そう、私はヒモさんという好きな男を前にして、自分の身体の「表面」を強く意識するようになりました。
好きな男ができると、「女」がむくむくと皮膚の上に現れてくるんです。異性を意識していないときはムダ毛処理すらしないのに、好きな男ができたとたん、彼の視線がそそがれる(はずの)体表をきれいに整えて、「女」になろうと努力しはじめるんです。
最近は、全身脱毛してつるつるの体表を手に入れたいと思っています。身体の表面を美しく整えて、もっともっと「女の快楽」を知りたい。ヒモさんに、もっと魅力的な女だと思われたい。
それを言ったら、「え、今のままの北条さんでいいのに」と言われました。嬉しいような、空振りしたような、複雑な気分です。せっかく体毛において他の客に勝ち、もっともっと「上」に行きたいと思っているのに。彼の1番になって、自己愛を満たしたいのに。
今日も私はナルシシズムを感じたいがために、身体の表面に宿る「女」を磨こうと必死なのでした。そうやって試行錯誤して悩むのが「女」を生きている証拠ですから、ある意味、幸せなのかもしれません。
Text/北条かや
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