サイアクの事態を想定しよう

雑に扱われるかもしれない未来を想定するって、ネガティブな思考かもしれませんが、逆から言うと! サイアクの事態を想定してアクションを起こすのは、リスクマネジメントになります。お付き合い後に起こり得る「サイアクの事態」と言えば、いわゆる「釣った魚に餌はやらない現象」がダントツ1位でしょう。

付き合う前はマメだったLINEが激減したり、仕事等を理由になかなか会う時間を作ってくれなかったり……。付き合う前の段階でこうなるとわかっていれば、付き合わなかったのに! しかし付き合ってしまったため、すっかりキモチが入ってしまい、離れるに離れられない! 

こうんなふうになったとき、乙女の恋心を支えるのが、「惚れた弱み」ってやつです。LINEも既読無視だし、会う頻度も月イチ程度だけど……! 惚れた弱みで○○君にだったら雑な扱いを受けても構わないと思えるならば、「付き合えている」という事実をココロの安定剤に耐えてゆけるはず。

もしレオ様から告白されたら…

わかりやすいよう具体例を挙げましょう。ミカコちゃんが、レオナルド・ディカプリオから「付き合いたい」との申し出を受けたとしましょう。レオ様と付き合うか断るか迷ったとしたら! レオ様から雑な扱いを受けても構わないと思えるか、シミュレーションするのです。

「世界的大スターのレオ様なのだから、マメなLINEや頻繁なデートを求めるのは申し訳ない」「レオ様であれば、既読無視もなかなかデートできない関係性でも構わない」と思えれば、付き合います。

「世界的大スターといえども、マメなLINEやちょくちょくデートできない関係性はナットクできない」「雑な扱いを受けるくらいなら、こっちからお断り!」と思うようであれば、付き合いません。

オーバーな例を挙げましたが、相手がレオ様であろうと一般ピープルであろうと、考え方は一緒なのだと思います。

Text/菊池美佳子