性感染症のリスクはどこで誰と出会おうがリスクは同じ!難しい自己防衛の話/Betsy

「性感染症が怖い。
どこで出会うのが安全?」

「セックスする相手は欲しいけどマッチングアプリでの出会いは性感染症が怖い。どこで出会うのが安全ですか」という質問を以前いただいて、改めて性感染症について考えてみました。

その方には既にお答えしたのですが、性感染症は遊んでいる、遊んでいないに関係ないんですよね。恐ろしいことに。そりゃマッチングアプリを使って次々に新しい相手とセックスしていく人の方が感染の確率は高いのは当然だけど、マッチングアプリを使っていても正式にお付き合いしないとセックスはしない人もいるだろうし、誰がどんな性生活を送っているのかは予想がつきません。マッチングアプリだけを排除すれば安全かというとそうでもないですよね。信頼できる友人に紹介してもらった男性の元彼女の元彼からピンポン感染している可能性もあるわけです。どこで誰と出会おうが性感染症のリスクは同じだと考えていた方がよさそうです。

できる範囲のことをするしかない

「べっつぃーさんは性感染症をどう考えていますか」という質問もいただいたのですが、私にとって性感染症は事故……というと御幣があるかもしれませんね。セックスする相手が常に複数いて、街中で出会った人とセックスすることもごくまれにはある人生を歩んでいるので、性感染症も何かしらの事故に巻き込まれることも同様に、常にリスクがあると感じています。

相手の身元が分からないこともあるので、ホテルで財布からカードと身分証を抜かれるかもしれないし、どこかに監禁されるかもしれないし、身ぐるみ剥がれて山に捨てられたり最悪の場合は生きて帰れなかったりするかもしれません。私にとっては性感染症も同じです。新規の相手を積極的に求めることはないものの、いつ誰から感染するか分からないし、自分が誰かに感染させるかもしれない。そうなると、できる範囲のことをするしかないですよね。定期的に検査を受けて(*)知らないうちに感染を広げてしまう確率を減らすのはもちろん、更にほんの少しでも感染の可能性を低くするために、コンドームを必ず持参して装着し、相手の股間を触った手で目や鼻や股間を触らないように気をつけて、セックス後は排尿してうがいをします。

公の場でセックスの話をする者としては

公の場でセックスの話をする者としては「特定の相手とだけセックスしましょう」「定期的な検査を一緒に受けましょう」「キスはせず、クンニはデンタルダム越し、フェラはコンドーム越しにしましょう」と言うべきなのかもしれません。でも、相手が泥棒かサイコキラーか性感染症に感染しているかわからないけど、自己責任でヤリたい時もあるんですよね。

*性感染症の検査は、医療機関(婦人科・性病科)、各自治体の保健所で受けることができます。

Text/Betsy