未来に漠然と期待しすぎてない?

「なんだよーそんな効果があるなら、私も買っちゃおうかな」と、遅ればせながらコルセットを買ったのですが、そのコルセットを着始める頃、妹は一歩か二歩先を走っています。細い腰にあった新しい服を買い、毎日ウキウキ仕事をしている。このウエストの差は「アレを達成したご褒美にしよう」という、ゆるっとした決断1つでついてしまった差でしかないのです。
モタモタとあれができたら、これが叶ったらと、乙女チックに未来に期待している間にも時間は刻々と過ぎていたこをと思い知りました。

我々生き物は、いつ死ぬかわからないものです(あたり前ですが)。別に死んだらダイエットは関係ないけど、恋とか夢とか壮大な期待や後悔だったらかなり辛い。「ああ、あの時好きって言っとけばよかった」「あそこに行っておけばよかった」とか思って死ぬのは、ごめんです。

そもそも未来に期待をし続ける状態とは、常に小さく後悔の種を抱えている、とも言えるかもしれません。本当に必要なものなら、ご褒美なんか待たずに今買う。本当に行きたいところ、やりたい事なら、なにかの区切りを待ってる場合じゃなく、今やる。

「時間がたつのがうんと早く感じる!」と言われる30代は、この辺で“未来”という時間の使い方を、変えてみるのも1つの選択です。

こうして妹に触発されてコルセットを買ってみた私。とはいえ、実は買ってからすでに1週間。試しに装着しただけで、クローゼットの中でコルセットはぐっすり眠っております。
だってコルセットって苦しいんだもん…。ヘタレな姉。やっぱりもっと根性が必要だったか。
一度でも峰不二子ばりの細いウエストを手に入れて死にたい。後悔を残さないために、目下取り組んでいる目標であります。