みりん代わりに料理にも使える万能「梅シロップ」
梅酒は去年つくったものがまだ残っているので、今年は仕込まないことにする。
今年は梅シロップづくりをたっぷりと楽しもう。
去年作った梅シロップは、あまりの美味しさにほんの数日で飲みきってしまった。
できあがった梅シロップは、炭酸水で割って氷を浮かべるだけで、夏のほてった体に沁みるほど美味しい。
梅シロップは、そのさわやかな甘さをそのまま活かしてデザートを作るもよし、みりんの代わりに料理に使うこともできる。
夕飯の一品として「牛ごぼうのしぐれ煮」を、そしておやつにおすすめの「梅ゼリー」のレシピもご紹介しよう。
酢を加えることで、さわやかな甘さのシロップに。りんご酢は優しい甘さなので飲みやすいうえ、含まれるクエン酸が夏バテによく効く。
【梅シロップ】
<シロップ約500ml分>
梅300g
氷砂糖300g
りんご酢 50ml
1Lの密閉容器1個
1. 密閉容器は消毒しておく。梅は、へたを爪楊枝などでつまみ取り、よく水洗いして、清潔なふきんで水気をしっかりと拭く。
2. 梅、氷砂糖を順に層になるように容器に入れ、最後に酢を加える。
蓋をしたら、全体に酢が回るように容器をぐるりとまわし、冷暗所に3週間ほどおいておく。
1日1回はふたをしたままぐるりと回して液体と梅をなじませる。
氷砂糖がすべて溶け、梅にしわが寄っていればできあがり。
【牛とごぼうの梅シロップ煮】
<2人分>
牛の切り落とし肉 100g
ごぼう 1/2本
生姜 半かけ
●梅シロップ 大さじ1
●醤油 大さじ1
●酒 大さじ1
●砂糖 大さじ1
水 70ml
1. 牛蒡はささがきにして(ピーラーで薄くしてもよい)水に10分ほど浸けたあと水を切る。生姜は皮をむいてせん切りにする。
2. 鍋に●の調味料をすべて入れて煮立たせる。
そこに牛肉と生姜を入れ、お肉の色が変わったらごぼうを加え、水も加える。
全体がしんなりするまで中弱火で火を通したら出来上がり。
【梅寒天ゼリー】
<グラス4-5個分>
梅シロップ 150ml
水 350ml
粉寒天 4g
1. 小鍋に水と粉寒天をいれ、火をつける前によく混ぜ合わせておく。
中火にかけて煮とかしながら、2分間沸騰させる。
2. 火をとめて、梅シロップを加えてかき混ぜる。
3. 器に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
Text/太田みお
※2016年6月21日に「SOLO」で掲載しました
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