好きな街をもっと好きになっていく幸せな連鎖
「海が見える窓からの景色は、もしかしたら、夕暮れの時間帯には魔法のような色になるのではないだろうか」と思い、店の方に尋ねたところ、東向きのため夕暮れではなく、朝焼けを映すのだそう。
お気に入りの純喫茶に出会えた時は「またいつか休みの日にこちらへやって来よう」そう思うだけで、日々をがんばる糧になります。
お店の方たちのやさしい笑顔や豪華なシャンデリア、香りの良い珈琲、その日見た色々なものを思い浮かべて、心の中の日本地図にそんな場所を増やしていく楽しみ。
好きな街をますます好きになっていく幸せな連鎖は、こんな風にこれからも続いていくのです。
Text/難波里奈
※2017年5月12日に「SOLO」で掲載しました
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