自分から生まれるものを愛でてしまう感情
こんな感じで自分の身体から生まれたものをこんなに可愛らしく感じるのなら、将来子どもが生まれた時、どうなってしまうんだろう? 気がおかしくなってしまうんじゃないだろうか? と心配にすらなってしまいます。まだまだ先の話ではあるし、無機物と赤子を一緒くたにするなよって話なんですけど。
今まで結婚や子ども、家族を作るような幸せを掴んでいる自分というものが想像できた試しがない。そして、そういった機会に恵まれるのもまだまだ先なんだと思っています。まあ、恋人もいないですしね。でも、こうして自分の身体から出てきたものを愛でてしまう感情が自分の中に眠っているのなら、自分がまだ知らない景色に幸せを感じることもあるのかもしれない、と考えてしまいます。
と、言いつつ、基本的に不摂生な生活を送りすぎて、採血の時点で赤血球の数が足りず、3回に1回くらいのペースで献血できずにとんぼ帰りするんですけどね……なかなかできない悔しさみたいなものもあるから、定期的に通ってしまいます。自分の健康もチェックできるので、自分のためにもよさそうだし……。
Text/あたそ
※2017年5月16日に「SOLO」で掲載しました