過激ダンスショーだとか、緊縛パーティだとかが話題ですが、たまたま開いたXで三代目葵マリーさんが「次はス〇かなwww」と呟いていて笑ってしまったと同時に「女性側の参加者、絶対に知り合いですねw」とリプを送ったところ、「間違いないwww」と返って来た。うん、間違いない。そしてある意味で、今回の事件ほど政治家が身近に思えたことはない。
さて、世の中にはいろんな乱痴気騒ぎがあると思うのですが、若い頃のわたしはそういった場におピンクさんとして呼ばれることが度々ありました。夜景の綺麗なタワマンの一室でSMショーをしたり、某団体の忘年会でキャットファイトしたり、某氏の豪邸に呼ばれて野球拳をしたり。ギャラをもらっている以上、具体名は出せないというか、出さないのがルールだと思うので、あまり詳しくはいえませんが。
「運動会」をコンセプトにしたショー
ある時、いまはもうなくなってしまった、かつて行きつけだったバーでよく居合わせていた男性に、「俺が箱をブッキングして客を集めるから、脱げる女性を集めてショーをやってくれないか」と頼まれたことがありました。ギャラはきちんと出るし、ショーの内容もお任せでいいという。まぁ、いいかなと了承。合計で1時間半かそこらはショーをやってほしいというので、何人かの知人友人の脱げる女子に声を掛けた。コンセプトは、当時、『ピンクローターズ』というエロパーフォーマンスユニットを共に組んでいた椿ちゃこ嬢と相談をして「運動会」に決めた。皆でお揃いの体操着&ブルマを身に着けて、綱の先につけたタンポンを挿入(どこにかは秘密)して綱引きをやったことははっきり覚えているんですが、他はなんだったかな。たぶん穴という穴にいくつスーパーボールを詰め込めるかという玉入れとか、全裸で大縄跳びでおっぱいが揺れるよ? とか、そういうくだらないことであることには間違いない。
なんであまり記憶にないかというと、ちょっと客層が特殊な雰囲気で、緊張感に溢れていたからだと思います。トイレに行くのにひとりで行かないとか、連絡先を交換しないとか、それくらいの気は使ったものの、何事もなく無事に終わったし、相当に羽振りよく、チップが飛び交って相当に儲かった。
なんであんなに脱ぎまくっていたんだろう
自分の主宰のイベントのことははっきり覚えているんだけれども、このイベントの記憶はうっすら朧気で、ただちょっと前に、かつてそのブッカーだった男性とわたしの、共通の常連だったバーのママと話していた時に「そういえばあの人の仕切りで裸の運動会したわ!」とはっ! と思い出すと同時に、過去のわたしの、裸になることのハードルの低さも思い出して、なんだか驚きを覚えた。
生活が苦しかったり贅沢がしたいから稼ぎたいとか、衆人環視のもと裸になると性的興奮を覚えるとか、そういうわけでもないのに、なんであんなに脱ぎまくっていたんだろうとものすごく疑問なのだけれども、今朝方、息子が「ママ見て―!」と声をかけてきたので振り返ったところ、パジャマのズボンをぺろりとおろしてお尻をフリフリしていたので、「あ、これに一番近いかもしれない」と思ったり思わなかったり。そう、楽しかったんです……というわけで、ス〇報道に続くことを、めっちゃ期待!
Text/大泉りか