ママさんバレーのコスプレをしているとママ友に遭遇!どう切り抜ける?

以前、フェチフェスにママさんバレーを意識した赤ブルマルックで参戦したという話を書きましたが、実はこのエピソードには続きがあります。
イベントが終わって撤収準備する際、女子更衣室に行くのが面倒だったので、着ていたブルマと体操着は脱がずに、上からニットとデニムのパンツを重ね着して帰ることにしました。どこかに立ち寄る予定はなかったし季節は冬。オフショルダーぎみにデザインされたニットは、胸元がざっくりと大きく開いているので、思いっきり首に赤いラインの入った体操着が覗いてしまっているけれども、上にダウンコートを着て前を閉めてしまえばどうせわからない。
そう思って会場を後にして地元の駅についたところでふとお腹が空いていることに気がついた。その日の気分は中華風のあんかけ焼きそば。しかし、自宅では夫が息子の面倒をみつつ、わたしの帰りを今か今かと待っている。というのも、わたしと交代で自身の経営するバーに出勤する予定が夫にはあるからで、どこかのお店に入ってのんびりと食べるまでの時間はない。

仕方ないのでコンビニで買うかと、帰り道の途中にあるセブンイレブンに寄ったものの、お弁当コーナーにも冷凍食品にも見当たらない。あんかけ焼きそばってわりと、コンビニの定番じゃない? と釈然としない思いで出たところに、チェーン店の中華料理屋の灯がともっているのを発見。そこのお店のラーメンは、不味くはないけれど、美味しくもない上に安くもないので、普段は入ることはないのだけど、背に腹は変えられぬ。かつて食べた際に「微妙~!」と思ったのはその店の看板メニューの担々麺。店によってクオリティがはっきりと違ってくる汁麺と違い、あんかけ焼きそばは、どこの店で頼んでも、あんまり外れることはない。「よしテイクアウトだ!」と意気揚々と店に入り、あんかけ焼きそばをオーダーしたところ、15分ほどかかるという。仕方ないから飲みながら待つか、とビールを追加で注文して席についたところ、向かい側からの席から声をかけられた。

店で声をかけてきたのは…

見ればママ友ファミリー。「こっちで一緒に飲もうよ」と誘われ、断ることもないので移動。ダウンを脱ごうとしたところではっと気が付いた。ニットから体操着が丸見えのことに。もちろんママ友とは本名の付き合いで、「大泉りか」であることは伝えていないしバラすつもりもない。

だが、店内は暑いし、よりによってダウンはかなりボリュームのあるデザイン。どうしよう……と悩んだ結果、「ちょっとお手洗いいってくる」とダウンを身に着けたままトイレに逃げ、体操着をこそっと脱ぎ、ダウンのポケットに隠してなんとか関門クリア! と思いきや第二のピンチが。ニットの胸元が開きすぎていて、グレーのカルバンクラインのブラジャーがチラ見えしてしまうのです。いつもは下にタンクトップやキャミを仕込んで着ているのだけど、行きも下に体操着を着て出かけたために、ノーインナー。目の前の席はあろうことかママ友の旦那さま。ブラチラしないように首を抜く形で、ニットを出来る限り背中側にずらすという技を使ったものの、そうすると背中のタトゥーが見えてしまう。前門のブラジャー、後門のタトゥー。どっちも見えては困る! と、パパが立ち上がり、わたしの背後にあるトイレに。行きはいいけど、帰りはタトゥーが見える位置関係です。慌てて背筋を伸ばして背もたれに背中をぴったりつけてやり過ごしたものの、あからさまに不自然な姿勢である。