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ねぇ、どうして私を変わり者扱いするの?/長井短

長井短連載コラム第6回サムネイル画像

 ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか? 私は特にどこかへ出かけることもなくごく普通に過ごしていたのですが、それでも感じる人の多さ。本当にどこへ行ってもめちゃめちゃ人が多かった。そしてその人たちの多くがとっても楽しそうなことに心温まり、でもまだまださらに貪欲に楽しさを欲している横顔に少し怯え、その度に「本当に色んな人がいるな。知ってたけどやっぱ色んな人いるわ。」なんて考えていました。
色んな人がいる。そんなこと物心ついたときから知ってるのに、そこに大らかではない人もいる。だって色んな人がいるんだから。わかっていても、少し当てられてしまうのであった・・今回はそんなコラムです。

「変わってるよね?」なんて言わないで

 みなさんは、どんな服が好きですか?どんな音楽が好きですか?世の中には本当に、ものすごい数の素敵なものがあって、それって超楽しいよね。無数にある素敵なものの中には、流行ってたり人気のあるものもあれば、あまり人に知られていないもの、素敵じゃないみたいな扱いをされているものもある。でもそんな周りの評価なんて、何かを好きになる時にマジで関係ない。マジで関係ないのに。私に周りを気にさせる悪夢の言葉があります。それは、

「長井さんって変わってるよね。」

 「変わっている」この言葉が本当に苦手なのです。これってそもそもどういうことなのでしょうか?「あなたは私と比べて変」ってこと?参ったなこりゃ。比べられる筋合いないぞ・・?そうは言っても、お互いにお互いを比べ合って平均値を出していくのが世の中ってもの。比べたくなったら自分で比べるからそっとしておいてよと思うけど、そううまくはいきません。この間も、なんか気づいたら私変わり者ってことになってました。
 
 好きな音楽の話をしていました。私はディスコソングが好きで、その娘は乃木坂が好き。好みは一致しなかったけど、だからって私はその娘のことを特になんとも思わないし、なんなら私の触れたことのないものを愛するその娘と仲良くなって、どんな風に素敵なのか教えて欲しかった。でも、その娘は、なんかものすごい勢いで、今乃木坂を聞いたことがない人間がいかに少数派かを私に説いて、「短ちゃんまじ変わってるね?自分の世界ある感じ?」と私のことを笑った。

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