昨年の夏前くらいから、小学校一年生の息子にレスリングを習わせています。某格闘家の方がコーチとしてビシバシ教えてくれているのですが、レスリング教室だけではなく、バーベキューや正月の餅つき&書初め会など、四季折々、参加自由のイベントまで度々催してくれてとてもありがたい。先日は青梅御嶽山での滝行の誘いを受けました。二月という極寒の季節にわざわざ! さすが!!
「滝なんて絶対に嫌だ」という息子を「嫌だったら入らなくていいよ」と説得したのは、コーチのふんどし姿が見たかったこともありますが、どうせ現地にいったらほかの子どもたちつられてテンションがあがって入るだろうとも見越してのことで、案の定、滝の前についたら「やっぱり入る~!」となり、母としてはニヤリ。ひとつ経験を増やすことができてよかった。
ただ、計算外だったのは、滝までの山道が考えていたよりもハードだったこと。スニーカーにデニムというカジュアルではあるものの、街着くらいの恰好で参加したことを後悔するくらいには本格的な登山であった。山肌に手をついて急な勾配を上り下りしつつ、他の保護者の方たちと「ハイキングって聞いていたのに、これは……」と自然の厳しさを十分に堪能することとなりました。しかし、滝までの工程、これほどまでにハードだった記憶ないんだけど……。というのも実はわたしは一度、10年ほど前に青梅御嶽山で滝行をやったことがあるのです。
憧れの志摩さんプレイをするために
かつてわたしがエロイベントを主催していた際にDJをやってもらっていた友人(元ヤンキー)の高校時代の同級生(元暴走族)の実家が、神職でかつ御嶽山で宿坊をやっていました。頼めば夕食に罠に引っ掛かったジビエを出してくれるという話を聞きつけ「行きたい!」といったところ、さらに希望すれば滝行も出来るという。SM業界の片隅にいた身として、滝行といえば志摩紫光! 憧れの志摩さんプレイ!! 「やる!」と即答し、当時まだ恋人だった現夫とその友達らに加え、元ス〇トロ系SMクラブで働いていたり、マニアビデオにばっかり出ていたりするような清め甲斐のある女友達らで滝行に挑戦することとなったのです。
宿坊には前日にチェックイン。早寝して早朝の滝行に挑む予定でしたが、宿坊の料理がめちゃくちゃに美味で酒が進み、途中でカップルが抜けて隣の部屋でチョメチョメし始めたり、せっかくの大広間だからと組体操大会が始まったりと、結局は朝方まで大宴会に。二日酔いというかまだ酔った状態のまま、女性陣は白装束、男性はふんどし一丁に着替えたところで、神主(元暴走族の父)が「滝までの道中、その間、口を利いてはならない」というルールを提示してきた。口が利けないならLINEでやり取りすればいいじゃない?と、速攻でLINEグループをつくり、道中、「眠い」とか「酒持ってくればよかった」とか罰当たりなやり取りをしつつ宿を出て滝へと向かったものの、山中に入った瞬間に圏外になってしまった。当然ですよね。
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