会社の飲み会、本当にムダなのか?何気ないやり取りと「働きやすさ」の関係

会社の飲み会、果たして本当に無駄なのか?

by Chris Montgomery

また感染者数が増えたことによって、新年会が2つも延期になった。「残念だけど、2月にまた予定を立てましょう!」というやりとりをしたが、2月に入ってしまえばそれはもう新年会ではないよな。まあ、それも仕方がない。やっと落ち着いて、いつも通りの日々が戻りつつあるのかな? と思っていたのに、考えが甘かった。

会社でも複数の社員が感染したとのことで、出社の必要がなくなった。好きなミュージシャンの感染や有名な俳優の出演キャンセルのニュースを見て、「本当に流行っているんだ」というのを実感しながら、期待感も再びゼロになっていく。もしコロナが落ち着いていたら、コーチュラ(カリフォルニアで行われる音楽フェス)にでも行こうかと思っているんですけどね。無理なんでしょう。

そんな訳でここ数日の私は都心には出ず、極力電車に乗るのも控えている。こうして行動が制限されるのにも、もう慣れ切ってしまった。でも、こんな日々の唯一のメリットを挙げるとしたら余計な飲み会に出席する必要がなくなって、無駄な人間関係のしがらみに精神をすり減らす機会がほぼなくなったことでしょう。そういえば、私のここ2年の様子を振り返ると人間関係におけるストレスを感じたり、至らない自分に後悔することがなくなった。もちろん、疎遠になってしまった人もいるし交友関係広がらないのでいいことばかりだとは言い切れないのだが、決して悪いことではない、と思っている。

ネットを開くと「忘年会や会社の飲み会は一切禁止にすべき」「仕事とプライベートはきっちり分けるべき」「会社の人と仲良くする必要はない」という意見に溢れていて、まあたしかにな~と思っていたんですよ、以前の私は。会社の人とは仲良くやっているけど、やっぱり友達ではないから壁はあるし、どちらかが退職してしまえば交友関係は続かなくなるので、そこまでの興味はわかなかった。それに仕事を終えて、プライベートな時間を割いてまで仕事で関わる人と飲んで、愚痴やお互いの話をしても、大した意味なんてないのでは?  と思っていた。正直あまり関心がない。会社の人がどんな生活をしていて、どんな仕事をしていて、どんなことを言われたのか、会社に関するあらゆる話題に対して結構どうでもいいと感じるからかもしれない。そう思っていたんだけど、最近は「果たしてそうなのか!?」と考えている自分がいる。