競争戦略の、結婚への示唆。

[ カテゴリ未分類 ]来週、研修で初めて経営戦略をデリバリーするので、いろいろ仕込み中@名古屋のホテル。

名著と言われる本をいくつか読み返すと、あらためていろんな発見がある。

たとえば、楠木建さん「ストーリーとしての競争戦略」。
・戦略とは、「違い」を作ること
・違いには二種類あって、「種類の違い」を産みだすポジショニング:SP(Strategic Positioning)と、組織能力:OC(Organizational Capability)がある。
要は、「なにをやる、やらない」を決めることと、「うまくやる」と言うといいかな。
・で、一般に日本企業は後者の「うまくやる」が得意で、海外、特に米系企業は全社の「やる、やらないを決める」得意。

へえー、婚活も一緒だよねと、頭の片隅で思いながら読む。全てを求めてひたすら出会いの数を増やして頑張るのか、譲れないもの・気にしないものを決めてかかるのか。
ま、ここまでの思考は、拙著の内容とも変わらない。

「はっ」としたのは、「SP(ポジショニング)先行の企業には、一つ大きな強みがある。それは、業績が悪くなるときに、はっきりと、しかも早く悪くなれるということ」
「OC型企業(要は、頑張り型)は徐々にダメになっていく、という怖さ。そのあげく、気づいたときには何もないところに陥ってしまう危険」というところ。

なるほど!

ほんとに相性が合うかどうかなんて、突っ込んでみないとわからない。で、どうせ合わないなら、早くわかった方がいい。やり直しも効くから。時間的価値はビジネスに負けず劣らず貴重ですからね。

いやー、示唆深いなあ。でも、先に研修の準備しないと、、(逃避中)

ではまた。

Last updated  2012年08月25日 11時28分35秒