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  • 2012.10.03

フツウのモテテクが使えないあなたへ!『邪道モテ!』(1)

“フツウの恋愛”ができないあなたこそ、“邪道モテ”をねらえ!

邪道モテ! オンナの王道をゆけない女子のための新・モテ論 犬山紙子 峰なゆか 宝島社 脱フツウ恋愛文庫 推薦図書
by Helga Weber

 「脱!フツウ」をテーマにお届けしている今月の「AM」。
この連載では、“フツウ”の恋愛を脱却するための推薦課題図書を4冊セレクトして、みなさんにご紹介していきたいと思います。

「フツウの恋愛がしたいだけなのになあ……」
「フツウの男にモテたいだけなのにねー」

こんな風に、“マトモな男性が寄ってこなくて、人並みの恋愛ができない”ことに嘆いている女性ってよくいますよね。

 しかし、“マトモな男性”から“フツウにモテる”とはどういうことでしょうか。
それは、「大多数の男性から平均的に好かれるような、王道のモテテクを使える」ということです。つまり、“CanCam系の巻き髪白ワンピ”でキメられる覚悟と努力をした女性だけが、マトモな男性とのフツウの恋愛を手に入れることができるのです。

 「フツウの男にモテない」と嘆いている女性は、たいてい自意識が邪魔をして、こうした“王道モテ”の格好が恥ずかしくてできない傾向にあります。
望まないタイプの男性からばかり好かれるということは、あなた自身がそういう男性と同じジャンルに位置する女性だからなのです。

 だとしたら、無理して“王道モテ”の努力をして“フツウの恋愛”を手にしたところで、それであなたは幸せになれるのでしょうか?
あなたがすでに“フツウ”じゃないのですから、平均的な男からまんべんなくモテたところで、やがてあなた自身がそんな“フツウ”の男との恋愛では満足できなくなるはずです。

 それならば、最初からあなたに合ったジャンルの男性にターゲットを絞り、競争率の低いフィールドで効率よくモテたほうが幸せなのではないでしょうか。
“王道モテ”ではなく、そんな“邪道”なモテ方をあえて推奨しているのが、『邪道モテ! オンナの王道をゆけない女子のための新・モテ論』(宝島社)です。

若さも美貌もいらない!? 自分がモテる“漁場”を自覚せよ!

邪道モテ! オンナの王道をゆけない女子のための新・モテ論 犬山紙子 峰なゆか 宝島社 脱フツウ恋愛文庫 推薦図書
by poolie

 この本は、『アラサーちゃん』(メディアファクトリー)が話題を呼んだ峰なゆかさんと、『負け美女』(マガジンハウス)で注目を集めた犬山紙子さんとの共著。
女性を“王道モテ”“邪道モテ”“非モテ”に大別した全14キャラクターに分けて、そのファッションやライフスタイルの特徴を、対談とイラストで解説しています。

 中でも、世間一般ではモテないとされるにもかかわらず、現実ではなぜかちゃっかりモテているタイプを“邪道モテ”と定義してクローズアップ。

 「サブカルタイプ」「森ガールタイプ」「ヤリマンタイプ」をはじめ、スポーツ、バンド、B級映画など男が好きなものに首をつっこんでちやほやされる「男文化タイプ」、“一人だし”“オヤジだから”とサバサバキャラでハードルを下げる「自虐モテタイプ」、かわいいことをつぶやき続けることに命をかける「ツイッターモテタイプ」など、分類の仕方がいちいち秀逸です。

 「サブカルタイプはチュールスカート+レギンス+バレエシューズを組み合わせる」
「森ガールタイプは夏でもストール着用」
といったディテールには、思わず「いるいる!」と共感してしまうこと間違いなし。
まるで自分のことを指摘されているようで、恥ずかしくなってしまうかも……。

 でも、本書の趣旨は、そんなモテテクをひたすら暴いて笑ってやろう、という悪意にあるのではありません。
若さと美貌に左右される“王道モテ”路線とは違い、“邪道モテ”は年齢やスペックに関係なく使えるテクニック。
モテたいなら、やみくもに“フツウ”という「大海」を目指すのではなく、自分がモテる「漁場」を探して、そこをピンポイントで狙ったほうがいいよ、というふたりからの暖かい(?)メッセージに溢れているのです。

 “王道モテ”路線が恥ずかしくてできない女性も、“脱!フツウ”することでモテる機会を広げることは可能です。
これまで自分がどんな「漁場」でモテるのか自覚できていなかったあなた!
これを読んで自分の“邪道モテ”タイプを自覚し、ますますのスキルアップに努めてみてくださいね。

邪道モテ! オンナの王道をゆけない女子のための新・モテ論 犬山紙子 峰なゆか 宝島社 脱フツウ恋愛文庫 推薦図書

書名:『邪道モテ! オンナの王道をゆけない女子のための新・モテ論』
著者:犬山紙子、峰なゆか
発行:宝島社
価格:¥1,200(税込)

Text/Fukusuke Fukuda

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ライタープロフィール

福田フクスケ
フリーライター。“くすぶり男子”の視点から恋愛やジェンダー、セックスなどを考察。

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