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  • 2016.05.24

手首の傷と吐きダコのチェックは忘れずに。ネット恋愛で黒歴史

Twitterで人気のみつばさんによる、“ホンモノ”の恋愛黒歴史……!インターネットの普及で、恋愛のチャンスが増えた2000年代初頭。いち早くネットを活用して出会いを謳歌していたみつばさんでしたが、やばい女性に出会う確率も高かったようで…?

みつば メンヘラ 恋愛黒歴史 
©dollen

 こんにちは。みつばです。
職業は一応ライターをやってますが、普段はこの名前で仕事はせずTwitterでしょーもないことばかり言って遊んでます。
昔の職場の先輩がこちらの編集部にいらっしゃって、「君、恋愛黒歴史すっごいあるでしょ。なんか書いてよ」って言われたので、仕方なく書くことになりました。よろしくお願いします。

 今から15年ほど前。世紀末ムード冷めやらぬ2000年代初頭。
僕はクソみたいな大学生で、インターネットばかりやってました。
今こそTwitter辺りにその手のバカな学生も大勢いますが、当時はまだまだ一部の人たちだけがネットをしていた時代。
まあ悪い意味で彼らの先駆け的存在と言えるかもしれませんね。
ネットで知り合った男女と仲良くなって、メッセンジャーソフトで毎晩いろんなことを話して、オフ会をして、付き合ったり別れたり、セックスしたりしてました。
僕の恋愛黒歴史はおおむねその頃に集中してます。

 他の方の黒歴史は、痛さの中にも学びとかあると思うんです。
でも僕のは本当にただ純粋に痛いだけの黒歴史なんで、学びみたいなやつは期待しないで下さい。でも“ホンモノ”ですからね。

黒歴史その1:殺しにくるメンヘラ

 ある年の12月中旬。
当時、ネットで出逢った自傷癖のある女の子と付き合ってた僕は、毎晩のように送られてくるリストカット画像と鬼電に耐えきれなくなり、ついに別れを切り出しました。

「クリスマスプレゼント買ってあるのに……」
「別れたら死ぬ……」
なんて執拗に言われましたが、そもそも彼女は死ぬつもりはなく、ただ感情のはけ口として手首を切っていることを知っていたので、
「ごめん! 無理!」
で押し通して、サヨナラしたんです。

 当時は、ここで情に負けてはいけない、悪者になるんだ、それが“本当の優しさ”だから、みたいなことを思ってた気がしますが、そもそも付き合ったきっかけが“巨乳でエロそうだったから”なので、まあ何とも言えないですね。

 それでまあ、彼女と別れて、クリスマスの予定は暇になったので、別のネットの友達グループと飲むことにしたんです。
午後11時過ぎまで酒をあおり、「まだ遊び足りねえからうちに来いよ!」という流れで、オールをするため当時住んでいたアパートまでみんなを連れて行きました。

 そしたら、玄関の前で別れたばかりの元カノが手首を切って倒れてたんです。
家のドアを何度も開けようと思ったらしく、ドアノブは血でべっとり。傍らに落ちたバッグの中からは医療用メスが数本。
精神安定剤のオーバードーズで意識を朦朧とさせながら「あんたを刺して死ぬつもりだった」と言う彼女を見て、さすがに足がすくみました。

 呆然とする僕をよそに、仲間のひとりが携帯電話で通報してくれて、しばらくすると救急車とパトカーがサイレンを鳴らして到着。
最終的には相手のご両親に引き渡す、という形で決着がつきました。
彼女は以前にもそういった騒動を引き起こしているようで、ご両親からは何度も謝られました。それが一番心苦しかったですね。

 まあ、そういう心の病気の子って別に悪い子じゃないんですよね。
ただ湧き上がる感情を自分で処理することができなかったり、自己肯定ができなかったりして、そういうのを外部に委ねてしまうから、結果的に「手首切る」とか「相手刺す」とか、そういう発想になっちゃうんです。
悪意があるわけじゃないのに結果的に悪意となってしまうから、ある意味どうしようもないんですよ。
異性の他人ではなく、家族とか、精神科の人がなんとかする領域なんですよね。
大した覚悟もなく「ボクが治してあげる」みたいなこと言う男が一番よくないんです。
結果的に身勝手なことをしてしまったなと思います。それを痛感しました。

 それ以来、ネットで知り合った女子と仲良くなる時は必ず手首の傷と吐きダコの有無をチェックする癖がつきました。

黒歴史その2:同棲から始まる恋

 そのリストカット事件後、残ったみんなは僕の家で朝を待ち、電車が動く頃になってぽつぽつ帰っていきました。
そんな中、ひとり具合を悪くしてしまった子がいたんです。
彼女は地方の実家暮らし。仕事やめたばかりで年末暇ということで、ネットの仲間に会いに東京にふらっと遊びにきた子でした。
「熱っぽい」というので、体温計を貸したら38度。ベッドを貸して数日看病することになりました。
すると、今度はその子から僕が風邪をもらってしまったんです。そしたら、今度は彼女が看病してくれて……。
そんな感じで、なし崩し的に同棲状態になり、ヤることもヤり、僕らは付き合い始めました。

 大学生と無職の同棲から始まる恋愛。しかも出逢いはネット。
これが黒歴史じゃなかったら一体何なんでしょうね。

 無計画な同棲が始まってしばらく経った頃。
彼女もさすがに引け目を感じたみたいで、パチンコ屋でバイトを始めたのですが、1ヶ月くらいで、同僚男子と仲良くなっちゃったんです。
どうして気づいたかって、僕のパソコンでメッセンジャーアプリを使って「バイト先の男を好きになっちゃったんだけど……」って友達に相談してたうえ、そのログを消してなかったんです。ざっけんじゃねーよ!

 まあ、それで結局、「僕が1ヶ月くらい実家に帰るから、その間に次の住処を見つけて、荷物を持って出てってくれ」という形で別れることになりました。

 家を出る直前、ふと「僕を捨てた彼女の心に少しでも罪悪感を植えつけたい!」と強く思い、一計を案じました。

 まず駅前の文房具屋まで行って水性マジックペンを買い、それで直筆の手紙を書きました。
彼女との楽しかった思い出を中心に「きっかけはろくでもなかったけど、ありがとう……」としたためた文面に、数滴の水を垂らし字を滲ませた"涙を流しながら書いた風手紙"を作ったんです。

 だって涙を流しながら書いた手紙が置いてあったら絶対ちょっと“トクン…”みたいになるじゃないですか! 当時は真剣にそう思ったんですよ!
思い出すだけで具合が悪くなって胃から熱いものがこみ上げてきます。でも、とにかく一矢報いてやりたかったんです。
 
後日、帰ってきたら彼女の荷物はなくなってて、手紙もなくなってました。
ゴミ箱にも見当たらなかったので、手紙は読んで、持っていってくれたようです。
おそらく"涙を流しながら書いた風手紙"はそれなりに効果を発揮し、彼女はちょっとした罪悪感を覚えながら家を出たのでしょう。
「これで彼女の心の中に僕という“爪跡”がちょっとでも残ればいい……」
当時はそんなことを考えました。今は思い出すたびにこみ上げてくる吐き気を抑えるのに必死です。

 ちなみにこれは後日談なんですけど。

 大学を卒業して、特に就職活動をしなかった僕はそのままフリーターになりました。
それで、とあるパチンコ屋に面接希望の電話をかけて、店舗に行ってみたら、そこのバイトリーダーに例の同棲してた彼女がいたんです。
よくドラマとかで「数年前に別れた元恋人と奇跡の再会(そして復活愛…)」みたいなのあるじゃないですか。現実はこんなもんですよ。
めちゃくちゃ気まずかったし面接も当然落ちました。クソが!

 この手の痛いネット恋愛、何度も何度も繰り返しました。
でも、ある時手の震えが止まらなくなっちゃって、「こんなことばっかりしてると本当に頭がおかしくなる」と思い、それ以降は控えてます。
なので、今となっては完全に黒歴史です。
皆さんあんまりインターネットの人とオフ会したりセックスしたりしない方がいいですよ。手の震えが止まらなくなりますから。

みつばさんプロフィール

Web制作会社の社員ライターをしている30代男性。
20代後半で零細出版社に就職し、数年ほどアダルト編集部員を務めた経歴を持つ。

オンラインの遊びとしてTwitterを始め、趣味や興味に関することを気ままにツイートし続けている。
過激な発言や下ネタが多いが、フォロワーには女性が多い。
最近はソーシャルゲームにハマっている。
フォロワー5万人を抱えるtwitterは コチラ

Text/みつば

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