200万を貢ぎ、自殺未遂。私がダメ男ばかり掴む恋愛障害から抜け出すまで

貢いだ相手に5股をかけられて

トイアンナ 恋愛障害 どうして「普通」に愛されないのか? rolandakiroland

私が「自分の恋愛って、何かがおかしい」と自覚したのは大学時代のことでした。
当時4年ほど付き合っていた大学院生の彼は、修士論文が通らずに留年。
そのせいで彼は奨学金が下りなくなってしまい、私が生活費と学費を出していました。

学生でありながら彼を養うために、複数バイトを掛け持ちして朝8時から夜22時まで働きづめ。
私自身も院進学をしたかったため成績も維持しながらの労働に、正直当時の記憶があまりありません。

「寂しい」
「もっと家事をしてほしい」
という彼の声が聞こえても、理解できないふりをして休みは寝ていました。

そんなある日、たまたま彼のパソコンを借りました。
画面を開くとそこはメッセージの送信画面。
そこには、5人の女性へ宛名だけ変えた文章が送信されていました。

「今の彼女と別れたら、結婚してほしい」

それから私は首を吊りました。

体重でロープ、切れたようです……(笑)。

私の恋愛ってなんかおかしくない?

さて、デブが命拾いとなって無事に生還し今はライターとして平凡に暮らしていますが、それまでには壮絶な修羅場がありました。

同棲している家へノコノコやってくる知らない女。
「こいつとは浮気じゃない」としどろもどろになる彼。
今まで「こんな嫁さんが来てくれればうれしいねえ」と喜んでくれていたのにいざ自分の息子が責められると音信不通になった義両親。
ええい、思い返すだけではらわたが煮えくり返りすぎて圧力鍋になりそうです。

しかしこの修羅場を通して、私はどうも「しょうもない男」を捕まえる比率が高いと気づいたのです。
なんせ元カレ履歴を要約するとこんな感じ。

・まずほぼ全員無職
・身体的DVを振るわれた元カレ率50%
・言葉の暴力を含めると空しくなるから数えたくない……。
・男に貢いだ総額200万円以上

タイムスリップできるものなら「全ての選択肢からババばっかり引いて!エクストリームばか!」と頬をお百度ビンタするところです。
しかしお馬鹿な私もようやくここまで来てもしかして私の恋愛って、なんかおかしくない? と気付けたのでした。