貧乏なのに幸せなパリジャンライフ

フランス人の平均年収を知っていますか?

世界婚活 中村綾花 フランス 結婚 幸せ 結婚したい女 By maizers

今回は、パリジャンがいかに日本人に比べて貧乏生活をしているかについてお話し、みんなが抱くパリジャンのイメージをぶち壊していこうと思います

「貧乏だろうがなんだろうが恋はする」パリジャンたちの実態を紹介していき、「貧乏だから恋ができない、結婚ができない」といっている日本人の皆さんが「本当にお金がないと、恋や結婚ができないのかどうか?」ちょっと考えるヒントになればと思っています。

ウソみたいな話ですが、いまだに「パリジャンはブロンドで青い目をしている」「ブランドものでオシャレをキメている」「毎日フレンチを食べている」と思っている日本人が少なくないようです。
パリに住んでみて分かったのは、実際のパリジャンは日本人のイメージと全然違って、ブロンドや青い目は北欧系かドイツ系の外国人(もしくは血が混じっている)であることが多いし、それどころかアフリカ、アラブ、中国系のパリジャンもたくさんいるということです。ブランドショップに足を踏み入れたこともない人がほどんどで、マクドナルドもよく食べるしスタバに行くのがカッコイイと思っている若いパリジャンも少なくありません。

もちろん全身ブランドのマダムもいますが、そういう人はブルジョワといって運転手つきの車でショッピングをし、セーヌ川の左側メインでしか生息しないごく一部のお金持ちの人なのです。
私は「フランス人と結婚してパリに住んでいる」と日本の方に言うだけで、夢のような生活をしていると勘違いされます。
なので世界婚活の出版記念で東京に行ったときには、仕事や婚活に疲れて嫉妬に狂った(昔の私のような)女子に刺されるんじゃないかと本気で警戒していたほどです。

実際の私のパリ生活は日本にいる家族が心配するほど貧乏、よく言えば低燃費生活で1ヵ月10万円も使っていないんじゃないかと思います。でもなんとか楽しく生きています。

ここで日本人とフランス人の年収を見てみましょう。
・日本人 412万円
・フランス人 290万円
(日本:ただし額面・国税庁「民間給与実態統計調査」、フランス:国立統計経済研究所2010)

どうでしょう? この金額から見て貧乏なのは私だけでなく、一般的にフランス人は贅沢できるお給料はもらっていないことがわかります。
パリと東京の物価は大して変わらないのでこの額では一人暮らしも危うい金額です。だからこそパリででは共働きが当然という事情があります。
ただパリでは工夫次第で生活費が安くあがり、貧乏でもなんだかんだと楽しい生活が送れる環境があるのも事実なのです。
私のリアルな貧乏ライフも小出しにしつつ、具体的にパリジャンたちがどんな貧乏ハッピーライフを送っているのか紹介していこうと思います。