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  • 2013.04.18

貧乏なのに幸せなパリジャンライフ

フランス人の平均年収を知っていますか?

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By maizers

 今回は、パリジャンがいかに日本人に比べて貧乏生活をしているかについてお話し、みんなが抱くパリジャンのイメージをぶち壊していこうと思います

「貧乏だろうがなんだろうが恋はする」パリジャンたちの実態を紹介していき、「貧乏だから恋ができない、結婚ができない」といっている日本人の皆さんが「本当にお金がないと、恋や結婚ができないのかどうか?」ちょっと考えるヒントになればと思っています。

 ウソみたいな話ですが、いまだに「パリジャンはブロンドで青い目をしている」「ブランドものでオシャレをキメている」「毎日フレンチを食べている」と思っている日本人が少なくないようです。
パリに住んでみて分かったのは、実際のパリジャンは日本人のイメージと全然違って、ブロンドや青い目は北欧系かドイツ系の外国人(もしくは血が混じっている)であることが多いし、それどころかアフリカ、アラブ、中国系のパリジャンもたくさんいるということです。ブランドショップに足を踏み入れたこともない人がほどんどで、マクドナルドもよく食べるしスタバに行くのがカッコイイと思っている若いパリジャンも少なくありません。

 もちろん全身ブランドのマダムもいますが、そういう人はブルジョワといって運転手つきの車でショッピングをし、セーヌ川の左側メインでしか生息しないごく一部のお金持ちの人なのです。
私は「フランス人と結婚してパリに住んでいる」と日本の方に言うだけで、夢のような生活をしていると勘違いされます。
なので世界婚活の出版記念で東京に行ったときには、仕事や婚活に疲れて嫉妬に狂った(昔の私のような)女子に刺されるんじゃないかと本気で警戒していたほどです。

 実際の私のパリ生活は日本にいる家族が心配するほど貧乏、よく言えば低燃費生活で1ヵ月10万円も使っていないんじゃないかと思います。でもなんとか楽しく生きています。

ここで日本人とフランス人の年収を見てみましょう。
・日本人 412万円
・フランス人 290万円
(日本:ただし額面・国税庁「民間給与実態統計調査」、フランス:国立統計経済研究所2010)

 どうでしょう? この金額から見て貧乏なのは私だけでなく、一般的にフランス人は贅沢できるお給料はもらっていないことがわかります。
パリと東京の物価は大して変わらないのでこの額では一人暮らしも危うい金額です。だからこそパリででは共働きが当然という事情があります。
ただパリでは工夫次第で生活費が安くあがり、貧乏でもなんだかんだと楽しい生活が送れる環境があるのも事実なのです。
私のリアルな貧乏ライフも小出しにしつつ、具体的にパリジャンたちがどんな貧乏ハッピーライフを送っているのか紹介していこうと思います。

「セーターに穴」がパリジャンスタイル

 私が始めてパリを訪れた数年前、世界婚活動リサーチ貧乏旅行だったので道中ユニクロの薄汚れたねずみ色のパーカー&ストレッチジーンズという出で立ちでパリをウロウロしていました。
華の都パリなのに…とちょっと惨めな思いをしていたのは最初だけで、パリの図書館付近で見かけた学生や、街中で見かけるパリジャンたちを見ていたら自分が妙にこの街に溶け込んでいることに気付いたのです。

「パリ=ファッションの街=みんなオシャレ」という私の勝手なイメージは、パリジャンの着ていたボロボロセーターwithけたたましい毛玉やヒジやワキ部分にぽっかり空いた穴、手洗いしたら黒い汁が出てきそうなズタボロ・エコバックを見て完全に撃ち砕けました。
もう何年も使い倒された彼らの服を見ると、日本人だったら「みすぼらしい」と、絶対に捨ててしまうほどのものです。

 私が東京に住んでいた時は「ご褒美」という言い訳のストレス衝動買いでシーズンごとに増え続けるのが服だと思っていました。
でもパリに来た途端に物欲が萎え、いかに安く面白いものを蚤の市で見つけるか、という方に興味が変わってきたのです。
ただし、帰国した際に渋谷なんかを歩くと物欲が一気に目覚めてしまい我慢するのが大変です。渋谷ですれ違う若者の服を改めてみると妙に小ぎれいだなという印象も受けます。

 そもそも、パリには東京ほどモノが溢れていないし、お金もないし、見てくれ以外のもっと違うこと(例えばヴァカンス)にお金を使ったほうがいいよね、とパリジャンたちは思っているようなのです。むしろ見てくればっかりに気を使っている人は中身が無くてかっこ悪いとすら思われるほど。

 ただ、年に何度か開催されるセールでは、それまで物欲なんて一切見せなかったケチケチパリジャンたちが豹変します。 セール開催前に下調べ&試着をするために店を訪れ、セール当日は速攻狙ったものをお買い上げという姿が見られるのです。セールで獲得したものをまた何年も大事に使い倒すんですね。

 なんとパリジャンの貧乏ファッションだけで今週は終わってしまいました。
来週以降パリジャンハッピー貧乏ライフについてお話を続けようと思います。
ではまた!

Text/中村綾花


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プロフィール
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中村綾花

ラブジャーナリスト/ライター。
1980 年福岡県生まれ。県立長崎シーボルト大学(現・長崎県立大学シーボルト校)国際情報学部情報メディア学科卒。
テレビ番組制作会社でAD として勤務するも仕事に疲れ果て、ニューヨークに1年間逃亡&遊学。帰国後は20 ~ 30 代サラリーマン向けフリーペーパー& ウェブサイト『R25』(リクルート)で執筆や編集を務める傍ら、男女がもっと分かり合える場を作る「男の子の会」を主宰しNHK ニュースで全国放送される。しかし、そこに映る自分の姿に絶句し、2010 年に「世界婚活」プロジェクトを立ち上げ、世界各国の恋愛・結婚事情を取材して回りながら婚活も行うラブジャーナリストとして活動開始。
2012 年、世界婚活中に出会ったフランス人と結婚し、現在はパリにてLOVEを調査中。日仏カップルや、現地のフランス人・日本人にインタビューをする日々。
website:[世界婚活]
twitter:@ayakahan

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ライタープロフィール

中村綾花
ラブジャーナリスト/ライター。

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