セックスとは性行為ではなく相手を受け入れること/『官能教育』著者・植島啓司さんインタビュー(1)

『官能教育』の著者・植島啓司さんが語るセックス論。「生物学的に浮気に男女差はない」「女性は性に関して罪の意識を感じるように教育されている」など、人類学者ならではの言葉に注目です!


『官能教育』を出された植島啓司さんに女性の不倫、そして愛についてお聞きしました。
「女性は性に関して罪の意識を感じるように教育されている」、「生物学的に、浮気において男女に違いはないのかもしれない」など人類学者の植島さんならではのお話に注目です!

性に罪悪感がある?

植島啓司


─著書にも「女性は性に関して罪の意識を感じるように教育されている」と書かれていらっしゃったのですが、たしかにセックスに対して罪悪感がある女性は多いように見受けられます。
そういった女性たちに向けて、ただ単に「性に対してオープンに」と発信するだけでは問題を解決することは中々難しいです。
女性が感じる性への罪の意識を薄めるためには、性やセックスをどのように捉えて発信していけばいいのでしょうか?

植島啓司さん(以下、敬称略):セックスというと多くの人が「ベッドに入ってセックスして子どもができる」、というような古典的な形を思い描いていると思うんですね。
そうではなくて、相手を受け入れることがセックスなんだと思います。
だから、性行為をしなくても相手の身体を受け入れる、キスをする、抱きしめるということもすべてセックスだと思うんです。
そのくらいのスキンシップという気持ちで、幅広くつかまえたほうがいいと思うんですよね。

─たしかに古典的なセックスを思い描いている人のほうが多いですよね。
ハグするということもセックスだと広く捉えると、セックスへの敷居が低くなりそうです。

植島:もちろん嫌いな男性に触られるのは嫌でしょうけど、基本的にスキンシップが嫌いな女性というのはいないと思うんです。
それが一番訓練するところじゃないですか(笑)。

─なんかあんまりベタベタすると、周りの人に「ビッチ」とか思われて、あまりよくないというのをこれまで言われてきたんですけど…。

植島:でも、ちょっと触ったくらいでそんな風にいうのは過剰反応ですよね。

─そうですね。女だって触りたいという時はありますよね。

植島:確かに男性から女性へのスキンシップはなかなか難しいかもしれないけど、女性から男性のスキンシップはどんどんしたほうがいいですよ。
女性から触られてイヤな男性ってほとんどいないと思います。