ありがちなモテオンナ VS 非モテの対立!
自分を誰かと比べてもしかたがない

 殺意とは言わずとも誰かを蹴落とそうという思いに駆られたり、ライバル視したりする構図は、恋愛シーンにおいてよく見られませんか?
恋人のいない自分はカレシのいる友人より下、意中の彼の恋人より自分の方がいいオンナなのに! 、彼のタイプはグラマーなひとらしいけど自分はBカップ……、などなど。

 あるいは、最近よく耳にするのは、わたしも連載コラムでたびたび揶揄してきたモテ/非モテの二項対立
モテオンナなのに非モテテリトリーのせんべろ焼き鳥屋に来るな! とか、フェイスブックにリア充写真載せてキラキラしてる……あたしキメ顔持ってない……とか、WECKの保存容器ってありがちだよね私はKILNER使ってるし〜とか、妙なところで女同士のけなし合い競い合いのメビウスの輪! こわいよ!

 先日、わたしの今の恋愛関係についてともだちに話していたときのこと。
わたしの意中のひとには気になる存在がいるという話を耳にしていたんですが、ほんの数週間前に、その女性なんじゃないかというひととたまたま知り合ったんです!
彼女を見て、知的だけど素朴な彼が惹かれる可能性はありそうだなと、妄想で勝手にライバル認定。

 これはわたしの悪いくせなんですが、男性との恋愛関係において、「子どもを生せない自分」に強い劣等感を抱いて、上手くいかないんじゃと早々に不安に思ってしまうんですよね。
子どもが作れるひとの方が選ばれるんじゃないかと、彼女とわたし自身を比較して、不安要素を勝手に拡張しはじめる。どうせ自分なんて……思考がはじまるわけです。

 そこで友人が言ってくれたのは、「たとえ、みのりちゃんの想い人がその彼女のことが気になってたとしても、そのひとのことを考えちゃダメ! 結局は人間関係は一対一なんだから」と。
そう、誰かを敵視してもしょうがない。
誰かを見下したりけなしたところで、自分がみじめになるだけと言うか、そんなことで恋愛関係が成就するなら誰も苦労しませんよ。