お金とライフプランは密接な関係
本音でぶっちゃけられるパートナーを
―花輪さんは、そもそも結婚や恋愛において、お金は必要だと思いますか?
花輪:今の時代、お金で何でも手に入ってしまうように感じられるのですが、それでもお金で手に入らないものもあるんですね。それは、パートナーとの愛だったり時間だったり、また子どもも授かりものなので、お金があるから手に入るものではない。
ただ、最低限のお金がないと、愛や絆がぐらついて、大切な人を守れなくなりますよね。
お金に関する、すごく高度な専門知識はなくてもいいんですけど、最低限の金銭感覚、物欲への自制心を持ったり、住宅や保険など大きな節目で無知のために余分にお金を使うということがないようにしたりするのは、大切です。
そういうベースさえあれば、そこまでお金をかけなくても結婚生活や子育てはできると思います。
―そうですね、最低限の知識はパートナーとの生活を送る上で大切なんですね。
そのパートナーについてなんですが、どんなお金の価値観を持つ男性がおススメですか?
花輪:これは、お金だけのことではないと思うんですが、自分勝手じゃなくてパートナーのことも考えてくれる人のほうがいいと思いますね。
結婚すると二人で決めていかなければ、前に進んでいかないので。もちろん、お金の管理もそうですし、子どもが欲しいと思ったとき、妊活を一緒にしてくれるとかお金を貯金したいと思っても協力してくれなかったらかなり辛いです。
お金とライフプランは密接に関わってくることなので、たとえば結婚するときに子どもがいつ頃ほしいかも二人で決めておいたほうがいいと思います。
お金の価値観ですが、今の20代の男性は、傾向として使わずに貯めておく堅実な方が多いですね。堅実な方は面白みが少ないのですが、「結婚してよかった、幸せだ」という声はとてもよく聞きます。
―稼いでいる人でもその分派手に使われたら意味がないですもんね。
花輪:そうですね。結婚前に深いお金の話をせず、盛り上がりだけで結婚したら借金があった、という話もありますから。結婚は、30で結婚しても50年くらい一緒にいることになるので、最低限お金のことはぶっちゃけて話せる相手を選んでいただきたいですね。