アラサーマネー入門:夫のお小遣い制はラブラブ絶頂期に決めるべし!

 今回は、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんに、20代後半から30代女性のお金に関するお話を伺いました。
元々は浪費家なOLだったという花輪さんだからこそわかる、貯金のコツや結婚後のお金について、第4回にわたってご紹介します。

二人の気持ち次第で、結婚資金は抑えられる!

花輪陽子 お金 貯金 AM インタビュー

―結婚に対してお金の心配が漠然とあるのですが、どのくらい貯めといた方がいいのですか?

花輪:ゼクシィの結婚トレンド調査(2012)によりますと、結婚予定のカップルの貯金額の平均額は303.6万円なので、それぞれ150万ずつくらいあればいいですね。それぐらいであれば、短期間でも集中して貯められると思います。

 結婚式にかかる費用は挙式代だけでも、平均343.8万円。
それに加えて、結納や新婚旅行、新生活も考えると、平均総額は551万にはなります。
ですが、約7割の家庭で親や親族から援助があって平均額が187.2万円あるようですし、ゲストからのお祝儀総額の平均も226.3万円です。
場合によっては、会社や自治体からお祝い金が出ることもあるので、それらを踏まえると、実際に自分たちの負担は100万から200万で済む方もいます。

 ただ、式場が前払いが必要かどうかや、クレジットカードを受け付けてくれるかどうかは必ず確認してくださいね。
ちなみに、もしカードで払えれば、ポイントが貯まるので、すかさず使ってください。
私も挙式費用はカードで支払ったので、一気に貯まりました(笑)。ANA系列のホテルだったので、ANAのポイントも貯まってダブルにお得でしたので、そういう細かいところも忘れずにチェックです。

 結婚式って、お金を掛けないようにしようとすれば意外に抑えられるんですね。
式場も安いところを使えば100万円程度であげられたりします。
例えば、神社やチャペルなどは利用料が10万円程度ですし、デパートのフォーマルウェアバーゲンでは5,000円からドレスが売られています。ドレスショップでも探すと、型が古いために3万円程度と安く、かつレンタルよりもかわいいものを手に入れられることもありますよ。
また、レンタルの場合でも、都民共済や県民共済などの保険の福利厚生で、ドレスを1万9,800円程度で借りられるというサービスもあります。