依存・甘え下手の人は
“ツッパリ棒”の調整を覚えましょう
しかし、一方で上手にアイドルを応援し、ホストと遊び、スピリチュアルを使い、異性と付き合っている人もいるわけです。
おそらく彼女たちは、「対象に甘えるのがうまい、ツッパリ棒の調節がうまい」タイプなのでしょう。
ここでツッパリ棒の構造を思い出して頂きたいのですが、ツッパリ棒の長さって、実は調節出来るんですよね。
もちろん上限はあれど、大概はキュルキュルと回せば、必要に応じた長さに変えることが出来る。
ところが私たちには、その「調節」が出来ない。
少しでも我慢する力を弱めたら自分が崩壊するのでは? なんて、思い込んでしまっているのです。
そのルーツは各自育って来た環境によるものかと思いますが、あまりにもツッパリすぎた棒って結局自滅するんですよね。
では、その調節、もとい甘え上手になるにはどうすれば良いのか?
とある占い師の先生(っていきなり怪しくてすみません)もおっしゃっていたのですが、
甘え上手になるには、もう「訓練を積む」しかないそうです。
かなり難しいかとは思いますが、逆に言えば「訓練を積めば叶う」ということなので、魔法使いになるよりも、お姫様になるよりも簡単だということです。
例えば、少し職場で誰かに頼ってみたり(消しゴムを借りる、というくらいで良いと思います)、手伝いましょうか?という申し出に、「ありがとうございます!」と乗っかってみたり。
そんな些細なことが(些細だと感じられないから悩んでいるのだろうけど)「訓練」になるのだとしたら、前進していく気力も沸くのではないでしょうか。
とにかくまずは、ツッパリ棒の存在を知ること、そしてツッパリ棒の長さを知ること、そしてツッパリ棒の「調整」を覚えることかと思います。
それで解決とまでは行かずとも、自覚することで救われる部分は必ずあるはずです。
しかしこれは、あくまで「依存してしまう自分に苦しんでいる」人にむけた言葉であって、なかには「せっかくの依存状態を楽しみたい」なんて人もいると思うんです。
依存を青春やバカンスかと勘違いしているんでしょうか?
…かくいう私がまさにそのタイプでして(でなきゃ依存の魅力なんて語れないよな)、
バカなことだとは重々承知しつつ、後編ではそんな人たちに向けて、「依存の楽しみかた」について書いてみようかと思います。
今しばらくお待ちくださいませ。
Text/少年アヤちゃん
プロフィール
少年アヤちゃん
平成元年、消費税と共に生まれた元ニートのオカマ。サゲマンJAPAN代表。 ヤフオクで生計を立てる傍ら、ブスと環境をテーマにしたトークイベントなどを主催。モテない女に関するツイートやブログの文章が、現在多くの女性から支持を集めている。
ブログ:少年アヤの尼のような子
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