どういうことかと言うと、自分の恋人が自分の思いに対して安堵を覚え、自分の日常に戻って行くこと、このことが不安になり、寂しくなり……、と気持ちがどんどん乱れて行ってしまいます。
ただ、一人で多少の不安を抱えたり、寂しさを感じるという程度であれば、カワイイという範囲であったり、甘えん坊という範囲であると思います。
しかし、この寂しさや不安から、恋人に喧嘩を吹っ掛けてしまったり、駆け引きをし続けてしまいます。
なぜ、喧嘩を吹っ掛けてしまうのか、駆け引きを続けてしまうのかというと、喧嘩の最中は恋人が自分の事を見てくれているような錯覚が起るからです。

そして、恋人が自分と向き合っていてくれるような気持ちになるからです。
駆け引きを続けてしまう人は、恋人が安堵感を持ってしまうことが怖かったり、不安だったりしてしまうんです。
ずっと燃えるように自分を好きでいて欲しい、激しく自分を追いかけていてほしい。 そんな気持ちから、常に駆け引きから手を引くことができなくなってしまいます。

安定した関係になることが安定と思えず、むしろ恋人の自分に対する気持ちが冷めたとか、寂しいという気持ちになってしまうがために繰り返してしまう喧嘩や駆け引き。
これをする事で恋人が一瞬自分の方を向いてくれる。
このことに執着してしまうことを回避依存と言います。

恋愛はお互いの気持ちが通じて、さぁお付き合いスタートしました。
となってもいつまでも駆け引きをしてばかりいては恋愛が心の安らぎとか安定した気持ちとか 又、一番大事なお互いの信頼関係というものはなかなかできないですよね。
女の子はみんな安心したい。本当の心はみんなそこにあるんだと思います。
ただ、少し何かがズレてしまうことで回避依存になってしまうこともあります。
自分を信じること、相手を信じることでより良い恋愛ができるようになっていくんだと思います。

次回は身近なテーマ、『恋愛依存』について話していきます。

Text／荻尚子