“バカげた基準”で自分を下げてはダメ!
“賢い男”と対等なレベルを

―もう、言うことを聞いていればモテる、というような言説は幻想なのかもしれませんね。

LiLy: と、いうか、そういう“おとなしい女の子”がモテるのって日本独特の風潮ですよね。そんな“のれんに腕押し”みたいな女の子が魅力的だと思われている国ってヘンです。
たとえば、ミスユニバースの基準に、“男の言うことを黙って聞く女性”という項目があったら、どう思います? ヘンですよね? それくらいヘンなこと。というか、もしそんなことがあったら世界中が女性差別だと大騒ぎになりますよ。
それを、女の子が自ら好んでそうしようとするって、異常だと思います

それに、これは個人的に感じることですが、日本でも男性の女性に対する好みはどんどん変わってきていると感じます。
不景気だし、一緒に子供を育てるということも考えると、パートナーが“オバカ”じゃ生き抜けないからです。
言葉が悪いですがハッキリ言うと、女に“オバカ”を求める男はたいてい“バカ”ですし。
そんな“バカげた基準”に自分を合わせようとしている若い女の子たちには、自分のレベルをあげて“賢い男”と対等に会話を楽しめる女性を目指して欲しいと声を大にして言いたいです!

Text/AM編集部

LiLy
81年生まれ。恋愛エッセイや小説が「リアルすぎる」と女性から絶大な支持を得る、作家、コラムニスト。
「結婚=ゴールだと捉えがちな女性に是非読んでもらいたい」。
不倫後無職のブッ飛んだ姉VS.超堅実な妹の”ケンカ”を軸に展開する長編小説『me&she』がこの夏、幻冬舎より発売予定! 雑誌『AneCan』にて小説『Black Musk』も連載中。恋愛エッセイ『おとこの左手、薬指』(講談社)など著書多数。
twitter:@LiLyLiLyLiLycom