次に大事なのは正直な報告です。アナルは繊細な粘膜と強靭な筋肉のある場所なので、粘膜を傷つけないように慎重に時間をかけてほぐしつつ、相手の反応をしっかりチェックし、受ける側も言葉で正確に報告する必要がありますよね。アナルを弄らないセックスでもそれは同じです。腟が十分に潤っていなければ何も挿入するべきじゃないし、ちんこだって繊細だから適当に扱うわけにはいきません。そのためには刺激を与える側も受ける側も、感じたことは言うべきだと思います。特に、今まで気持ちよくないのも痛いのも演技でごまかしてきた方は、もう一度セックスをやり直すつもりで報告の練習をしてほしいです。「指入れるのちょっと待って」「もう少し潤滑剤足して欲しい」「これ続けたら痛くなりそう」「さっきの方が気持ちいい」など、大切だけど言いにくい言葉を言える関係になります。

安全にセックスできて、正直な報告でお互いの体のことがよく分かるようになったら、最後は秘密の共有です。普通にセックスするだけでも十分に秘密を共有していると思いますが、更に一歩進んでセックスファンタジーを共有すれば、最高のセックスパートナーに近づけるかもしれません。自分の体の変わった性感帯、妄想ネタ、実は気になっているプレイなど、意外と知らないこともまだまだあるかもしれません。

ちなみに、セックスファンタジーを打ち明けたからといって、試してみるべきだとは思っていません。「実際にやってみたいわけではないんだけど」の前置きでプレッシャーを与えず、単純に自分が興味を持っていることを打ち明けてみるのも楽しいと思いますよ。

お尻は掘っても掘らなくてもいいので、まずは安全にセックスするために性感染症や避妊などのド基礎の部分からお互いの理解を深める努力をしてみてください。

Text／Betsy