大泉りかの官能小説・主人公から学ぶファム・ファタールのススメ

 11月9日より、大泉りかさんによる連載『大泉りかの官能小説・主人公から学ぶファム・ファタールのススメ』が始まります。
連載スタートに向けて、大泉さんより、コメントをいただきました!

男目線の“そそる女”を読み解く!

大泉りか いい女 官能小説

 『セクシー女神』として一世を風靡した藤原紀香、アラフォーを過ぎても『エロスの伝道師』として活発な活動を続けている杉本彩、つい最近、女性誌の表紙で復帰し、ママでも『エロ』売りすることを表明した倖田來未等々“セクシー”を売りにする女性芸能人は数多く存在しています。

 豊満なバストに、きゅっとくびれたウエスト、つんと上を向いたヒップといった抜群のスタイルはもちろんのこと、彼女たちの“セクシーであろう”とするその“attitude”に「セクシーでステキ!」と思わされてしまいがち……ですが、ちょっと待ってください。

 実は彼女たちの“セクシー”って男性ではなく、女性に向いていることにお気づきでしょうか?

 ピンヒールに網タイツ、ローライズデニムから覗くTバック、ラインストーンで飾られたネイルアート。もちろん、セクシーです。が、セクシーとはそれだけではないと思うのです。短く切りそろえられた人妻の爪や、洗い古された普段使いの綿パンティーにエロスを感じる、という男性だって、世の中には多く存在するのです。

 「なにそれ、どこがセクシーなの?」という疑問の答えはずばり、官能小説の中にあります。

 世の男性を興奮させ、勃たせ、抜かせるためにと描かれた官能小説のヒロインは、男目線の“セクシー”を体現した存在。女性が気がつかない、ふとした仕草や服装や言葉の受け答えに『そそる女』の要素が詰め込まれています

 では、そのエロスの様相を学ぶことは、実際の恋愛生活にも生かせるのではないかと、と考えました。
というわけで、この連載では、毎月1冊の官能小説をとりあげ、そのヒロインの魅力を考察するとともに、『そそる女』『ヤリたいと思わせる女』になるテクニックを探って行こうと思います

 第一回は11月9日更新予定。通勤電車の中で、職場でランチを食べながらこっそり、夜ベッドの中で寝る前にお楽しみいただけると幸いです。

プロフィール

大泉りかさん 少年アヤさん 犬山紙子 脱ブス

大泉りか

キャバ嬢、SMショーのM女、ボディペインティングのモデルなどの経歴を経て、現在は官能小説家、ライトノベル作家として活躍中。『サディスティック88』シリーズ(小学館ガガガ文庫)や『若妻誘惑ハーレム 桃色町内会へようこそ』(リアルドリーム文庫)など著書多数。
ブログ:大泉りか公式ブログ スパンキング☆ライフ
ツイッター:@ame_rika