男性にとって「鬼」といえば…
しかし、女性側が「繋がっている安心感」を得ている間、男性側には全く別の感情が沸き始めています。鬼LINEに対し、「鬼といえば……」と、男性が連想するのはラムちゃん! 昭和の国民的アニメ『うる星やつら』に登場する、鬼モチーフのキャラクターです。
鬼といえばラムちゃん、ラムちゃんといえばトラ柄のビキニ姿でほっつき歩く、露出度高すぎなファッションがトレードマークです。「そういえば鬼LINEに『久しぶりに会いたい』と書いてあったが」「待ち合わせ場所にビキニ姿で現われたら一緒に歩くのが恥ずかしいぞ」と、ブレーキ信号がかかります。
ラムちゃんといえば、電撃ショックを思い浮かべる人も多いでしょう。諸星あたるを愛するあまり、ときに過剰なヤキモチを妬き、電撃ショックを喰らわせます。もちろん、二次元アニメの世界と違って、私たち生身の人間が電撃ショックを喰らわせることは不可能。とは言え、「仮に復縁しても、何かにつけ電撃ショック並みのヤキモチを妬かれる危険性大」と、ブレーキ信号がかかります。
さらにラムちゃんといえば激辛料理が大好物! 「仮に復縁したら、担々麺やら麻婆豆腐やらキムチチゲやら……激辛料理の食べ歩きデートをリクエストされるであろう」「激辛料理は嫌いじゃないけど、翌日に尻穴がヒリヒリするんだよなぁ」と、密かに進めている前立腺開発の邪魔になると、ブレーキ信号がかかります。
以上を踏まえると、鬼LINEは復縁に逆効果。これまで待ち合わせ場所にビキニ姿で登場したことがなくとも! 電撃ショック並みのヤキモチを妬いたことがなくとも! 激辛料理の食べ歩きデートなんぞ提案したことがなくとも! 鬼LINEにより、元カレの中で貴女のイメージ像は、すっかりラムちゃんになっているのです。復縁には無難に冷却期間を設けましょう。
Text/菊池美佳子
- 1
- 2