ミカコちゃん:「ねぇねぇイシジマ、AM読者様の中で一番、3年目の浮気を危惧している女性って誰?」
担当編集I嬢:「恋愛のときめきホルモンは3年で切れる説の真偽が知りたいですね」
今週のテーマは「浮気」です。ポイントは、単なる浮気ではなく「3年目の」という部分。
3年も付き合いが続いているのだから、よっぽど惚れ合っているのだろう、浮気とは無縁のカップルなのだろうと思いきや、とんでもない! 昭和を代表するデュエットソングにも『3年目の浮気』ってあるくらいですからね。
『3年目の浮気』の歌詞は、オトコ側が「3年目の浮気ぐらい大目にみろよ」と言って(唄って)います。これはつまり、付き合い序盤で浮気したわけでもなし、3年も付き合ってきたうえでの浮気なのだから大目にみろ、という主張のようです。
我々女性側としては、付き合い序盤だろうと3年目だろうと、はたまた10年目だろうと浮気は浮気!
一方で、『3年目の浮気』に登場するオンナも「私にだってその気になれば相手はいるのよ」と言って(唄って)います。どうやら「3年」という節目で浮気がチラつくのは、男性のみならず。ココロが浮わつく現象は男女共通のようです。
人はなぜ3年目に浮気してしまうのか
今こそ全ての日本国民に問います。
なぜ3年目は浮気しやすいのでしょうか?
そんなことも知らずに、やれ「昭和のデュエットソングといえば『3年目の浮気』よりも『ロンリー・チャップリン』派でござる」とか、「チャップリンといえば元・妻からフェラの強要を暴露された意味でも喜劇王」などと言っている日本人のなんと多いことか。
しかしミカコちゃんは知っています。3年目に浮気が起きやすい理由は……!? 「人類には子孫繁栄の本能が初期設定として組み込まれているから」です。
令和も2年目だというのに、今から原始時代の話を書きます。現代は核家族化が加速化する一方ですが、原始時代はいくつもの家族が集団生活をしていました。集落ってやつですよ。集落の便利な点は何と言っても、産まれた赤ん坊がある程度大きくなり乳離れしちゃえば、周囲に任せることができたこと! 無料保育園みたいなもんです。保育園探しに苦労する現代人にとっては羨ましい環境ですな。
乳離れした我が子を集落の無料保育園に預け、身軽になった若者たちが何をしたかと言ったら、まさかの「新しいパートナー探し」です。男性側にとっては、母親が違えば新たに産まれる第二子の体質も当然違ってきます。女性側にとっても、父親が違えば新たに産まれる第二子の体質も当然違ってきます。「それが何の役に立つの?」って部分ですが、伝染病の流行時に役立つのですよ。
現代と違って、医療なんぞ整っていなかった時代ですから、伝染病なんぞ流行ろうもんなら、同じ体質の子どもばかりでは、集落が全滅しちゃいます。だからこそ集落には、色んな体質の子どもが必要なのです。そのため若者たちはオトコもオンナも、子どもが乳離れし集落の無料保育園に預けられる頃合いを見て、次なるパートナーと新しい体質の第二子を設ける生殖活動に専念していたというわけ。
この、集落の無料保育園に預けられる頃合いが、出産から3年目だったかと。そして、その原始時代の遺伝子が、彼らの子孫である現代人にも脈々と受け継がれているからこそ、オトコもオンナも付き合いや結婚生活が3年目になると、ソワソワ浮わついてくるのでしょう。
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