アプリを使う男性と、使わない男性
では後者はどのような手段を使っているのでしょうか? それは、恋活パーティーのような「すぐに直接会うサービス」です。パーティーとアプリは、全く別の市場とミカコちゃんは考えます。鮮魚市場に青果は置かれていないですし、青果市場にも鮮魚は置かれていないですよね。恋活市場も一緒で、パーティーに出没する男性とアプリに出没する男性は、鮮魚と青果くらい全く別の人種!
肝心なのは、「どんな人種?」って部分ですよね。パーティーに出没する男性は、「まずは会ってなんぼ!」という思考回路を持っています。2~3週間メッセージのやりとりをし、期待に胸と股間を膨らませいざ会ってみたら、印象が全然違った……というリスクを回避したいのでしょう。その点、パーティーならイキナリ顔を合わせることになるので、先に「生理的に受け付けるか」という部分をクリアにし、内面は後からゆっくり見極めることが可能です。
一方でアプリに出没する男性は、イキナリ対面し顔を合わせることを躊躇します。理由は色々でしょう。顔面偏差値に自信がなかったり、パーティーのような大人数が集う場で勝ち抜く自信がなかったり、もしくは単に照れ屋さんなのかもしれません。
顔面偏差値に自信がない男性にとってアプリなら、メッセージのやりとりで先に内面をアピールできるという利点があります。パーティーで勝ち抜く自信がない男性にとっても、アプリなら1対1のやりとりなので気楽です。単なる照れ屋さんにとっても同様。
アプリにいる男性はのんびり屋さんだった!
以上を踏まえ、アプリに出没する男性は、イキナリ会いたくないのです。なのに女性側から「さっさと会っちゃいましょうよ!」だなんて提案されたら、期待に股間が膨らむどころか、キンタマが縮み上がっちゃいます。ゆえに、2~3週間かけチンタラとメッセージのやりとりをすべきなのです。
もう1つ……! アプリとパーティーの違いは「手軽さ」であると、ミカコちゃんは考えます。パーティーは、事前に申し込みをして、参加料金をクレジット決済などで前払いせねばなりません。面倒とは言いませんが、それなりに「気合い」が必要です。
一方でアプリは、家でゴロゴロ寝転がってテレビ観ながら、ヒマ潰しとして何となく登録できます。料金も、最初の1ヶ月はタダだったり、アプリによっては男性も未来永劫タダだったり、気楽です。そのため、「今すぐ恋がしたい!」「今すぐカノジョが欲しい!」ってノリではなく、「気の合う女性と繋がれば考えよう」ってノリの男性も混在しています。要するに、のんびり屋さんということ。のんびり屋さんに、「さっさと会っちゃいましょうよ!」と提案したところで、テンポが合わない認定されるだけ。
以上を踏まえ結論! アプリの出会いでは、男性側がココロの準備を整えるまで、のんびり待ちましょう。どうしても待ちきれなくなったら、パーティーへGO! さっさと会いたい男性がわんさか来場しているはずですから。
Text/菊池美佳子
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