何でも挑戦してステキに年を重ねよう!ただし婚活プロフは要注意

素敵に年をとっている妙齢の女性の画像 Matheus Ferrero

知り合いのアラフィフ女性が、こんなことを言ってました。

「なかなか自分を好きになれずに自己否定感が強い。カウンセリングや心理学セミナーなどにさまざま通ったけれど、まったく拭えない」

そうして無気力に毎日過ごしているのだとか。

年を取るのが恐いのは、チャレンジをしないからです。
今持っているもののまま年齢だけ重ねたら、そりゃ見た目が衰えるだけで何のメリットもないじゃないですか。

シングルはよく「自分のためだけに時間を使える」なんて言いますね。
だったらそのメリットを存分に活かしてやりましょうよ。

この春、「簡単だって聞くし受講料安いしなー」とかいういい加減な理由で簿記3級の勉強を始めたんです。しかし想像の数十倍難しくてですね。「誰だ簿記3級が簡単とか言ってるヤツ出てこい!」と暴れました。
難しいから諦めたなんて試験に受からない言い訳するのも嫌でした。

でも数字や決まり事、暗記が必要な分野は本当に苦手なんです。受験前は1日10時間くらい勉強しましたよ。
その甲斐あってギリギリだったけど合格したので、とてつもない達成感とともに、激しい自己愛に見舞われています(笑)。
いろんな人にめっちゃ自慢しちゃった。

数年前ですが、トルコに短期留学にいきました。
そこの語学学校でクラスメイトになったドイツ人女性がいたんです。
彼女はとても優秀な人で、ドイツの国営ラジオ放送局かなんかの幹部でした。一緒に入ったのは初心者クラス。しかしほかのクラスメイトたちは、恋人がトルコ人という若者だらけで、私たちは落ちこぼれだったんです。初心者クラスの落ちこぼれってそうとうでしょ?

彼女は「自分に失望している。ぶっちゃけ自分はドイツ語と英語はもちろん、フランス語、イタリア語もできる。トルコ語がこんなにわからないとは思わなかった」と言いました。「お前ができるのは全部ヨーロッパ言語じゃねえか」というツッコミは心にしまっておきましたが、彼女はとうとう授業に来なくなってしまいました。

そのとき、めっちゃ思ったんですよね。
いくつになっても、できないことにチャレンジするのって大事だなって。
年を取って地位が上がれば上がるほど、自分に対する満足感は上がるかもしれない。
その代わり、できない自分を受け入れられなくなったら、もう傲慢になるしかない。
悔しい思いをして、できない自分を嫌悪して、反省して、できないことだらけだった頃の気持ちを思い出すのは、大切なことだと思うんです。