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「お母さんのくせに!」バッシングから考える、性を語ることの難しさ

「お母さん」である私

お母さんである私 By PublicDomainPictures

以前にお母さんについて書きましたが、今回は“お母さんである私自身”についてです。

アダルトグッズの会社で働いていると、グッズに関しての取材を受けたり、配信系の番組やYoutube等に出させて頂いたりする機会が度々あるのですが、子供がいることを話すと必ずと言っていいほど批判の書き込みを受けます。その内容はだいたい、こんな仕事してる母親いやだとか、母親なのにバイブ薦めるとかあり得ない…等々、お母さんのくせに! というものです。

“お母さん”という立場の人が性について語ると、世間の風当たりはまだまだ厳しいのです(泣)。

でも思い返せば……私も小学校4年生くらいの時に、夜中にのどが渇いて寝ぼけ眼でリビングに行くと、お母さんとお父さんがいいムードでチュッチュしてる現場に出くわしたことがありました。正直、うわぁーっ! と見たくない物を見てしまったなぁって思いましたし、両親もしまった! という顔をしてたし……お互いにとっても気まずいムードでした。

そう。私も、自分の親のセックスは想像したくなかったんですよね(というか、しないようにしてる)。そして、自分の子供が小さいときには性的な面を見せないようにもしておりました。なので、私が性について話しているのを見て、これがもし自分の親だったら嫌だな、不快だなと思われることも仕方ないと思います。

世間一般のおじさん(お父さん)がエッチなことを語ったり、下ネタを飛ばしたり、若い女性と付き合ったりしててもあまり問題視されないのに、同じことをおばさんがやると「変」になってしまう。極端に言えば、お母さん・おばさんが「女」を出しているとキモイ……という風潮があるように感じます。

それだけ、“お母さん”というものへの特別な思いがあるのだと思います。

近年では美魔女(この言葉も古く感じますが)と言われる、見た目が若く美しく見える女性ってめっちゃ増えましたよね。そこら中にいるし、私の周りもアンチエイジングに精を出している友人がたくさんいます。いまでは美容整形して若返りをすることも珍しくありません。

でもいくら若見えしたところで、中年は中年。中年としていかに成熟し素敵に年を取っていくか、年を取っていく自分を受け入れていくかもこれからは必要なんじゃないかなぁと最近思います。と言っても、本音を言えば、経済力がないからできないだけなんです(笑)。美しくアンチエイジングしてる友人を見ると、まるで流行に乗り遅れてしまったかのような、寂しく不安な気持ちになるんですけどね。

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