セックスのオーダーは相手に合わせて忖度を
「でもあれって本当に、具体的にオーダーされたいんでしょうか?」に関しては、女性側から返ってくるオーダー内容にもよるのでしょうね。
たとえばオッパイ星人の男性なら、オッパイを触ってというオーダーはウェルカムなはず。加藤鷹さんに憧れている男性なら、潮吹き体験してみたいオーダーはウェルカムなはず。アナルへの興味関心がある男性なら、アナル開発オーダーはウェルカムなはず。
逆に、たとえば挿入至上主義な男性だと、「イチャイチャだけで幸せ」というオーダーには舌打ちするでしょう。チーズ味が苦手な男性だと、クンニオーダーには舌打ちするでしょう。セックス目的で、ちゃんと付き合う意志のない男性だと、「好きって言って」など愛情表現に関するオーダーには舌打ちするでしょう。
要するに、相手男性の得意なテクを見極め、そのテクを求めれば円満ってことですよ。
食事デートで、「何が食べたい?」って聞かれるシチュエーションに似ているかもしれませんね。「すきやばし次郎もしくは銀座久兵衛で回らない寿司を」とか「ジョエル・ロブションのキャビアなんちゃらが食べたい」とか、ガチで求めても微妙な空気になるだけ。
給料日前の男性なら「トリキでメガ金麦を飲みたい」とか、庶民派気質の男性ならガード下の赤ちょうちん系居酒屋とか、相手の事情を忖度しますよね。食事デートにおける忖度を、セックスにも応用すると考えれば、けっこうカンタンなのだと思います。
Text/菊池美佳子
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