「陽」に転じたT子の場合

 筆者の女友達T子の実例をご紹介しましょう。T子は、「挿入が全然感じない」と申しておりました。その時点でT子の経験人数は4人、年齢は当時23歳でした。

 T子が「陽」に転じたのは、5人目とのセックスです。「挿入がこんなにも気持ち良いものだとは初めて知った!」と、まるで初めて国産マツタケを食べたかのように感極まっておりました。筆者は冷静に、「結婚前提で同棲している彼氏がありながらの浮気セックスだから気持ち良く感じたのでは?」と指摘。

 しかしT子が言うには「(結婚前提で同棲している彼氏を含め)これまでの4人は、たまたま4人とも挿入の相性が合わなかっただけだったようだ」のだとか。つまり、T子自身が挿入で感じない体質だったのではなく! 5人目男性のように、挿入の相性というか、チンとマンの相性が一致すれば、挿入で感じることもあるのだと!

 T子の話を詳しく聞いて気付いたのは、キスや前戯の相性が一致しても、挿入の相性が一致しないケースも存在するということ。これまでの4人とは、キスや前戯では充分に感じていたのですから。

 いまだかつて挿入で感じたことがない婦女子は、これまでセックスしてきた男性たちと、たまたまチンとマンの挿入相性が一致しなかっただけかもしれませんね、T子のように。

 T子はたまたま5人目で挿入相性が一致する男性とマッチングしました。ですが、全ての婦女子が5人目でマッチングするとは限りません。10人目でようやく挿入相性が一致する男性とマッチングできたというケースもあれば、15人目だったり、20人目だったりするケースもあるでしょう。

 また、T子はたまたま23歳で挿入相性が一致する男性とマッチングしました。ですが、全ての婦女子が23歳でマッチングするとは限りません。33歳でようやく挿入相性が一致する男性とマッチングできたというケースもあれば、43歳だったり、53歳だったりするケースもあるでしょう。

 だからといって、挿入相性の合う男性を求めて若いうちにヤリまくりましょうと、ゴリ押しするつもりはございません。「挿入で全然感じないけど、キスや前戯で充分感じるから不満はない」ならば、ノープロブレムなのでしょう。

次回は <「カノジョにする気がないならハッキリ言って!」と迫る以外の脱セフレの仕方>です。
セフレから彼女に昇格したい!不倫・浮気相手として二番手扱いじゃなくて本命になりたい!といった悩みはAM読者にあるあるですよね。都合のいい女を脱するために、「はっきりして!」と迫るより効率の良い方法は、まさかの……!?