STEP5: 彼を育てる3STEPは、「代替案の提案」+「体感」+「OK確認」
勘違い愛撫の解決策としては、代替案を提示する言い方を取り入れましょう。
これも、「子供の才能の伸ばし方」の応用です。
子供のよくない行動を軌道修正してあげる時に使います。
「AよりBのほうが楽しいよ!」
「Aはかっこ悪いよ。Bのほうがかっこいいよ」
この言い方なら、Aという行動を制限する代わりに、Bの行動を提案しているので、逃げ道ができます。
セックスでは、この「代替案を提示する言葉」に「“こうして欲しい”の体感」と「OK確認」をプラスすると有効です。
例を挙げてみますね。
言葉と体感で「こうしてほしい」を伝える
クリトリス愛撫が荒々しい場合
いままで:「痛ッ!それヤダ」
代替案:「今の触り方はちょっと痛いから、もうちょっと柔らかく触ってみて…」
体感:彼の乳首(もしくは腕)を乳首に見立てて、指であなた好みの力加減で触りながら「これくらい、ソフトなのがいいの…」と体感してもらう。
OK確認:彼がちゃんと再現できたら「そう!そのくらいで十分感じるの…気持ちいい…。これだと、すぐイッちゃいそう…」
挿入時が痛い場合
いままで:「もう、やめて」
代替案:「なんか、今日は、痛いみたい。ちょっとこのまま動かないで休憩していい?」と、ハグしたままお休みしてから「もう大丈夫そう。ゆっくり動かしてみて…」
体感:彼にスローピストンしてもらいながら「そう、今くらいがいい…。痛くないよ、大丈夫」
OK確認:彼がちゃんと再現できたら「気持ちいいよ…。○○くんも、気持ちいい?」
言葉と体感のWで「こうして欲しい!」を伝えることで、あなたが、彼のセックスセンスを磨いてあげることができるんです。
サリヴァン先生が、ヘレンケラーの手のひらにwaterと書いたように、根気強く彼の体感に「こうして欲しい」と刷り込むのです。
他にも、イマイチなクンニは、彼の乳首や亀頭をクリトリスに見立てて、あなたがして欲しい舌技を実演するなど、いろいろと工夫することができます。
自分にも転用可能!
逆に、あなたが彼への愛撫を見直したい時にも使えます。
彼にフェラチオをする前に、彼の指をペニスに見立てながら、「こういうのは、どう?気持ちいい?」と目を見つめながら、体感+OK確認。
股間と顔の距離は遠いので、目の動きや顔のこわばりなど、本当に気持ちよいのか、微細な表情を汲み取りにくいんです。
なので、指フェラしておくことで、万全の状態で本番に臨めます。
こんな風に、ちょっとした工夫で、ふたりのセックスを遊び感覚で心地よくすることが出来るんですよ。
「角を立たせずに、アソコを立たせる」方法、次回もご紹介していきますね。
つづく。
Text/オリビア
次回は<勘違いテクを繰り返す彼への切り札になる「ベッドの上のマジックワード」>です。
せっかく自分の気持ちを伝えて、良いセックスができても、次の時には元通り…。そんな時、彼にはどう伝えたらいいのでしょう?「イマイチセックスからの脱却」は、難しいことではありません!オリビアさんが言う「マジックワード」を駆使して、お互いに気持ちいいセックスにしたいですね。
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