「以心伝心」は通用しない
話がそれますが、先日、サンフランシスコでセックスエデュケーターをしているMIDORIさんのお話を聞きにいったんです。
彼女の理想とするセックスは、
「自分の欲望、お互いの境界線と限界をはっきりわかった上でふたりで創造する行為。ふたりの境界線がオーバーラップするところを探る面白さ!パートナーと向き合い、自分と相手だけの空間で、自分の欲望を伝え、相手の欲望を聴く。詳しく自分の欲望を伝える、そして、断りたい時には断る。その工程を繰り返して、最終的にオーガズムにたどり着くのよ。」
とおっしゃっていました。
心の底から共感しました。セクシャル・コミュニケーションは、「口にしなくてもわかってくれる」「以心伝心」は、通用しないんです。
「彼のセックスが下手!」と吐き捨てる女性を見るたびに、「まだ男性に気持ちよくさせてもらうと期待しているの?」「あなたが教えて差し上げたら?」「コミュニケーション能力が低いのねぇ」と思ってしまいます。
とはいえ、受け身でいることが精いっぱいの女性が、ベッドの上で彼にテクニック指導をするに至るのは、難しいと思いますので、次回からは、私が得意とする、「彼をセックス上手に育てる指導方法」を詳しくご紹介していきたいと思います。
つづく。
Text/オリビア
次回は<認知症緩和ケアをセックスに応用!性交痛を和らげる究極の技法>です。
性交痛を解消するシリーズ、今回は「パートナーのセックス不足」について。セラピストでもあるオリビアさんが、今回はまさかの認知症緩和ケアを応用してパートナーとの究極のやさしいコミュニケーション方法についてご紹介します。エロいムードを壊さず、相手にしてほしいことを伝えよう!
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