「気にしすぎない」じゃクリアできない
私が、一緒にお仕事をさせていただいている医師 喜田直江先生は、女性器形成を専門にされています。
先日発売された「女性器コンプレックス」(喜田直江著/幻冬舎)には、延べ3000人以上の女性器コンプレックスを解決してきたエピソードが綴られており、女性器コンプレックスが女性の人生に暗い影を落としていることがよくわかります。
直江先生のお話は、いつもとても勉強になるのですが、ご著書の中でも「もっと自分の女性器に興味を持ってほしい」「日本では性器を『陰部』『恥部』などと呼び、興味を持つことが悪いことのように考えられがちです」「それは自分を愛することでもあるのです」とコンプレックスに悩む女性たちにエールを送ってくれています。
私自身、女性器のコンプレックスが全くなかったかというとそういうワケでもありません。
「アンダーヘアが邪魔」と思えば脱毛をして、色素沈着が気になれば、ホワイトニングクリームを塗って締め付けのないシームレスショーツを履き、膣の潤いと弾力をアップするアンチエイジングのための医療レーザーも体験しています。
コンプレックスをほったからしにせず、医療と美容の文明の利器を活用し、少しでもコンプレックスを感じる部分は、せっせとお手入れをしています。
でも、それは、この仕事に就いてからのこと。
「女性器コンプレックス」で、自信がなくなり、恋愛やセックスを楽しめないのはもったいなさすぎる。
「気にしすぎない」という精神論では、コンプレックスはクリアできないこともあります。
今は、「お金にものを言わせてコンプレックスを解消する」方法もありますし、なかなか人に相談できないデリケートなお悩みに、これからもこのコラムで切り込んでいきたいと思います。
つづく。
Text/OLIVIA
次回は<「膣って肩と同じで凝るんだ…」フランス人ドクターの推奨する膣マッサージ>です。
AM読者のみなさんは「粘液美容」という言葉を知っていますか?今回はデリケートゾーンのケアのことを「粘液美容」と提案した植物療法士の森田敦子さんと植物療法のスペシャリストで婦人科医のDr.ベランジェール=アルナールさんの対談を聴講したOLIVIAさんが、学んだことを実践した「デリケートゾーンケア」についてのレポートです。
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